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11月30日-01号

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  1. 上越市議会 2021-11-30
    11月30日-01号


    取得元: 上越市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    令和 3年  第4回(12月)定例会令和3年第4回上越市議会定例会会議録(1日目)                                 令和3年11月30日(火曜日)出 席 議 員    1番   木  南  和  也          2番   安  田  佳  世    3番   小  山  よ う こ          4番   鈴  木  め ぐ み    5番   ストラットン 恵 美 子         6番   髙  橋  浩  輔    7番   宮  﨑  朋  子          8番   高  山  ゆ う 子    9番   中 土 井  か お る         10番   宮  越     馨   11番   宮  川  大  樹         12番   山  田  忠  晴   13番   牧  田  正  樹         14番   丸  山     章   15番   本  山  正  人         16番   橋  本  洋  一   17番   池  田  尚  江         18番   石  田  裕  一   19番   小  林  和  孝         20番   平 良 木  哲  也   21番   滝  沢  一  成         22番   波 多 野  一  夫   23番   大  島  洋  一         24番   渡  邉     隆   25番   栗  田  英  明         26番   杉  田  勝  典   27番   江  口  修  一         28番   武  藤  正  信   29番   上  野  公  悦         30番   こんどう  彰  治   31番   橋  爪  法  一         32番   飯  塚  義  隆説明のため出席した者 市    長  村  山  秀  幸 副  市  長  野  口  和  広       教  育  長  早  川  義  裕 ガス水道事業  髙  橋  一  之       理    事  八  木  智  学 管  理  者 総務管理部長  笹  川  正  智       企画政策部長  池  田     浩 財 務 部 長  柳  澤  祐  人       防 災 危 機  中  澤  雅  人                          管 理 部 長 自 治・市 民  野  上  伊  織       福 祉 部 長  笠  原  浩  史 環 境 部 長 健 康 子育て  大  山     仁       産 業 観 光  小  田  基  史 部    長                   交 流 部 長 農林水産部長  空     周  一       都市整備部長  吉  田  仁  史 教 育 部 長  市  川     均       会 計 管理者  北  島  賢  行 ガス水道局長  池  田  忠  之       総務管理課長  瀧  本  幸  次 秘 書 課 長  足  利  浩  二       総 務 管理課  長 谷 川  由 紀 子                          参    事職務のため出席した事務局職員 事 務 局 長  金  山  幸  宏       参    事  佐  藤  美 奈 子 議 事 係 長  川  瀬  ゆ か り       主    任  寄  木     崇議 事 日 程  第1 議席の一部変更及び議席の指定                               第2 会議録署名議員の指名                                   第3 会期の決定                                        第4 諸般の報告                                        第5 議案第93号より第142号                              本日の会議に付した事件  第1 議席の一部変更及び議席の指定                               第2 会議録署名議員の指名                                   第3 会期の決定                                        第4 諸般の報告                                        第5 議案第 93号 令和3年度上越市一般会計補正予算(第4号)                   議案第 94号 令和3年度上越市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)             議案第 95号 令和3年度上越市診療所特別会計補正予算(第1号)                議案第 96号 令和3年度上越市介護保険特別会計補正予算(第2号)               議案第 97号 令和3年度上越市病院事業会計補正予算(第1号)                 議案第 98号 令和3年度上越市下水道事業会計補正予算(第2号)                議案第 99号 令和3年度上越市ガス事業会計補正予算(第1号)                 議案第100号 令和3年度上越市水道事業会計補正予算(第2号)                 議案第101号 令和3年度上越市工業用水道事業会計補正予算(第1号)              議案第102号 令和3年度上越市一般会計補正予算(第5号)                   議案第103号 令和3年度上越市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)             議案第104号 令和3年度上越市ガス事業会計補正予算(第2号)                 議案第105号 令和3年度上越市水道事業会計補正予算(第3号)                 議案第106号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について        議案第107号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について                議案第108号 教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件及び職務に専念する義務の特例に関             する条例の一部改正について                           議案第109号 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について                議案第110号 上越市ガス水道事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について      議案第111号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について                議案第112号 上越市副市長定数条例の一部改正について                     議案第113号 上越市手数料条例の一部改正について                       議案第114号 上越市国民健康保険条例の一部改正について                    議案第115号 上越市保育所条例の一部改正について                       議案第116号 上越市営住宅条例の一部改正について                       議案第117号 上越市総合体育館条例の一部改正について                     議案第118号 上越市企業振興条例の一部改正について                      議案第119号 上越市農村地区多目的集会所条例の一部改正について                議案第120号 上越市地域生涯学習センター条例の一部改正について                議案第121号 上越市使用料の徴収に関する条例の一部改正について                議案第122号 上越市体育施設条例の一部改正について                      議案第123号 上越市大島ゆきわり荘条例の廃止について                     議案第124号 上越市安塚克雪管理センター条例の廃止について                  議案第125号 上越市大島農業実習交流センター条例の廃止について                議案第126号 上越市過疎地域持続的発展計画の策定について                   議案第127号 字の変更について(県営ほ場整備事業 三和中部第1地区)             議案第128号 字の変更について(県営農地環境整備事業 樽田地区)               議案第129号 市道路線の廃止について                             議案第130号 市道路線の認定について                             議案第131号 財産の無償譲渡について(さんわ保育園)                     議案第132号 財産の無償譲渡について(施設園芸温室)                     議案第133号 指定管理者の指定について(リージョンプラザ上越)                議案第134号 指定管理者の指定について(上越リゾートセンターくるみ家族園)          議案第135号 指定管理者の指定について(浦川原生活支援ハウス)                議案第136号 指定管理者の指定について(頸城生活支援ハウス)                 議案第137号 指定管理者の指定について(板倉生活支援ハウス)                 議案第138号 指定管理者の指定について(名立生活支援ハウス)                 議案第139号 指定管理者の指定について(若竹寮)                       議案第140号 指定管理者の指定について(菱の里)                       議案第141号 指定管理者の指定について(上越科学館)                     議案第142号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び新潟県市町             村総合事務組合規約の変更について                     会議時間の延長                                                                                          午前10時0分 開会及び開議 ○飯塚義隆議長 ただいまから令和3年第4回上越市議会定例会を開会いたします。  これより本日の会議を開きます。  議事に先立ち、中川市長から発言を求められておりますので、これを許します。  中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 議長から御挨拶をさせていただく機会を頂戴し、感謝申し上げます。また、議員の皆様におかれましては、日頃から上越市政の発展のため、御尽力いただいておりますことに心から敬意を表します。  私は、このたびの上越市長選挙におきまして、多くの市民の皆様からの御支援を得て、市長に就任させていただきました。今、議場のこの場に立ち、改めて市政運営を担うという責任の大きさ、重さに身の引き締まる思いをいたしており、また市民の皆様の声をこれからもしっかりと受け止め、御期待にお応えできるよう、誠心誠意全力で取り組んでまいる決意を新たにしたところであります。私は、もともと関西の出身でありますが、上越市を外からの視点で捉えたときに、当市は大変魅力あるまちであると常々感じておりました。市政運営に対する所信は、改めて提案理由の御説明の中で述べさせていただきますが、市民の皆さんからも同じように感じていただけるよう、上越市をさらに魅力的なまちにしていくために、市民の皆様が幸せになれるまちを目指して、様々な取組を進めてまいりたいと考えております。人口減少やコロナ禍の中、社会が大きな変革のときを迎えようとしている今、上越市の発展は行政の力だけで実現できるものではありません。議員の皆様とは緊張感を持って臨むのはもちろんでありますが、市政課題の解決に向け、市民の幸せという同じ目標に向かって取り組んでいくために、御理解と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、就任に当たりましての私の御挨拶とさせていただきます。                        〇 △日程第1 議席の一部変更及び議席の指定 ○飯塚義隆議長 日程第1、議席の一部変更及び議席の指定を議題といたします。  今回当選されました木南和也議員の議席の指定に関連し、議席の一部を変更したいと思います。  お諮りいたします。  配付いたしました議席表のとおり、議席の一部を変更することに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、御覧の議席表のとおり議席を変更することに決しました。  次に、議席の指定を行います。木南和也議員の議席は、会議規則第4条第2項の規定により、議長において議席番号1番に指定いたします。  それでは、木南和也議員を御紹介いたします。  1番、木南和也議員。〔木 南 和 也 議 員 登 壇〕 ◆1番(木南和也議員) おはようございます。1番、木南和也です。10月31日投開票が行われました上越市議会議員補欠選挙において初当選させていただくことができました。市民の皆様方から多くの御支持をいただきました。感謝の思いでいっぱいです。また、身の引き締まる思いでございます。市議会議員として全力で働かせていただく中で、市民の皆様の期待にお応えしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。                        〇 △日程第2 会議録署名議員の指名 ○飯塚義隆議長 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において木南和也議員及び小林和孝議員を指名いたします。                        〇 △日程第3 会期の決定 ○飯塚義隆議長 日程第3、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から12月14日までの15日間としたいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、会期は15日間と決定いたしました。                        〇 △日程第4 諸般の報告 ○飯塚義隆議長 日程第4、諸般の報告をいたします。  このたびの会派の異動に伴い、議会運営委員の異動がありましたので、報告いたします。  11月12日付で、武藤正信議員から議会運営委員の辞任願が提出されましたので、同日これを許可するとともに、11月13日付で、江口修一議員ストラットン恵美子議員議会運営委員に選任いたしましたことを報告いたします。また、今回当選されました木南和也議員文教経済常任委員及び新型コロナウイルス調査対策特別委員に選任いたしましたので、報告いたします。  次に、議会報告第15号専決処分の報告について、以上1件について市長から報告がありましたので、お知らせいたします。                        〇 △日程第5 議案第93号より第142号 ○飯塚義隆議長 日程第5、議案第93号より第142号を一括議題といたします。  提出者の説明を求めます。  中川幹太市長。〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 本日ここに、令和3年第4回市議会定例会を招集し、提案いたしました案件につきまして御説明申し上げる前に、今後の市政運営に臨む私の所信の一端を申し上げ、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力をお願いいたしたいと存じます。  去る11月9日、私は多くの市民の皆様の御支援を得て、市長に就任させていただきました。社会情勢は、人口減少や新型コロナウイルス感染症の影響が依然として続くなど厳しい状態にあり、社会は大きな変革のときを迎えていると考えております。こうした中にあって、市政運営においては即断即決を求められる場面もあり、改めて、私に課せられた責任の重大さを強く感じております。  私はこれまで市長選挙の公約として、まずは新型コロナウイルス感染症への対応を素早く実施することや、人口減少を緩和する政策を掲げてまいりました。  掲げた公約を実現していく上では、現場主義と実行力を重視したいと考えております。  また、公約の実現には、職員の能力向上も欠かせないことから、人事改革プロジェクトを立ち上げ、横の連携を重視し、風通しのよい組織の構築と専門性を有する人材の育成を目指します。  さらに、公約実現のためには、市民の皆様の参画も必要と考えております。市民との対話集会をはじめ、新たに設ける民間からの政策諮問委員によるアイデアも最大限活用してまいりたいと考えております。  改革するべき項目は多数に及びますが、変化の早い時代の流れに遅れないよう、市民の皆様、議会の皆様、そして職員とも協力し、一丸となって取組を進めてまいります。  以上、私の市政運営に当たっての基本的な考え方の一端を申し上げましたが、この上越市の魅力を全国、そして世界に発信し、明るく、楽しく、前向きな市政をつくるための具体的な諸施策につきましては、新年度予算の提案の際に併せて申し述べさせていただきたいと考えております。  それでは、提案いたしました案件について御説明いたします。  最初に、補正予算の主な内容について御説明いたします。  まず、議案第93号となります、令和3年度上越市一般会計補正予算であります。  歳入歳出予算総額から6,858万円を減額し、予算規模を982億5,560万円とするものであります。  人事院及び新潟県人事委員会の給与勧告等を踏まえ、特別職及び一般職の職員の期末手当の支給割合を引き下げるとともに、人事異動による職員構成の変動等に伴い給与費などを増減するものであります。  あわせて、歳入では、本補正予算の収支の均衡を図るため、財政調整基金繰入金を減額するものであります。  また、議案第94号から議案第98号までは、令和3年度上越市国民健康保険特別会計をはじめとする特別会計の補正予算であります。それぞれ一般会計と同様に、給与改定並びに人事異動による職員構成の変動等に伴う給与費などの増減を整理するものであります。  続きまして、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算であります。  歳入歳出予算総額に18億3,040万円を追加し、予算規模を1,000億8,601万円とするものであります。  主な内容といたしましては、新型コロナウイルス感染症の地域経済への影響の長期化を踏まえ、第4次となる事業者経営支援金の給付をはじめ、中小企業者チャレンジ応援事業補助金の追加、再度のプレミアム付商品券発行事業などの実施に要する経費を増額し、市内経済の下支えを図るものであります。  また、感染症の第5波では変異株の感染が拡大し、幼児や児童生徒の感染事案が確認されたことを踏まえ、今後の感染拡大の防止及び衛生環境の改善のため、保育園や幼稚園、小中学校等においてトイレの手洗い場を自動水栓化するものであります。  このほか、国県支出金等還付金の不足分を増額するとともに、本年7月の豪雨で被災した市道について、国の災害査定により公共土木施設災害復旧事業が確定したことから、災害復旧費を増額するほか、緊急除雪作業報償制度の創設などに要する経費を増額するものであります。  それでは、歳出予算から款を追って主な事業を御説明いたします。  総務費は、1億7,086万円の増額であります。  国県支出金等還付金が当初の見込みを上回ることから不足分を増額するとともに、上越妙高駅周辺地区商業地域内に新たに建設された施設に係る建築資金借入利子前払事業補助金を増額するほか、上越市市民プラザの空調設備の更新工事に要する経費を増額するものであります。  また、当市における重要な政策及び施策の推進に当たり、多様な知見やノウハウを有する外部の人材からの助言や提言を得ることを目的として、政策諮問委員を設置するために必要な経費を増額するとともに、過疎対策事業債のうちソフト事業分の発行限度額が当初の見込みを下回ることから、地域活動支援事業において財源を組み替えるものであります。  このほか、市長の給料月額の減額に伴い、職員人件費を減額するものであります。  民生費は、5,237万円の増額であります。  国民健康保険に係る医療費通知等の件数が当初の見込みを上回ることなどから、特別会計への繰出金を増額するとともに、県の新型コロナウイルス感染症対策施設整備事業費補助金の内示を受けた介護保険施設が実施する環境整備に係る補助金を増額するものであります。  また、保育園児等への感染症対策として、保育園及び認定こども園におけるトイレの手洗い場の自動水栓化工事に必要な経費を増額するほか、児童手当法の一部改正に伴う児童手当システムの改修に要する経費を増額するものであります。  衛生費は、3,684万円の増額であります。  市民がマイナポータルを通じ、健康診査の結果等を閲覧できるようにするため、健康管理システムの改修に要する経費を増額するほか、県の医療施設等設備整備費補助金の内示を受けた病院が実施する医療機器整備に係る補助金を増額するものであります。  また、クリーンセンター運営維持管理委託料について、昨冬の大雪に伴い排出された枝木の処理等により不足が見込まれることから、所要額を増額するとともに、売電収入の見込額に合わせて、財源を組み替えるものであります。  農林水産業費は、658万円の増額であります。  県の農林水産業総合振興事業費補助金を活用して農業法人等が行う農業用機械の整備について、春の耕作に向け新たな交付申請が見込まれることから、所要額を増額するとともに、当該補助金の活用実績に合わせて、予算を整理するものであります。  商工費は、13億7,984万円の増額であります。  厳しい経営状況にある中小企業者等への支援として、現在給付を行っている第3次事業者経営支援金の不足が見込まれることから、所要額を増額するとともに、引き続きの支援として、本年12月から来年4月までの売上げの減少を対象に、第4次となる支援金の給付に要する経費を増額するものであります。加えて、とりわけ業況の回復が厳しい飲食及び宿泊業への支援として、市内飲食店で使用できるクーポンを作成するほか、宿泊料金を割引する宿泊需要喚起キャンペーン事業を展開してまいります。  また、コロナ禍を受けての新たな取組を支援する中小企業者チャレンジ応援事業補助金を追加するほか、プレミアム付商品券発行事業の再度の実施に要する経費を増額するものであります。  以上、感染症の影響の長期化を踏まえ追加する経済対策のほか、産業団地の分譲に伴う取得補助金を増額するとともに、来年春の高田城址公園観桜会の会期見直しに伴う経費を増額するほか、過疎対策事業債ソフト事業分の発行限度額を踏まえ、休止中の三和ネイチャーリングホテル米本陣維持管理経費について、財源の組替えを行うものであります。  土木費は、3,772万円の増額であります。  異常降雪等により市道除雪に大幅な遅延が見込まれる場合において、除雪事業者に代わって除雪作業を実施していただいた町内会等の皆さんに報償金をお支払いする制度を創設するものであります。  このほか、昨冬の大雪に伴い除雪機械の冬期前における修繕料が増嵩し、冬期中の修繕料に不足が見込まれることから、所要額を増額するものであります。  教育費は、1億534万円の増額であります。  幼稚園児や児童生徒の感染症対策として、幼稚園及び小中学校におけるトイレの手洗い場の自動水栓化工事に必要な経費を増額するほか、県の特別警報の発令に伴い臨時休館の措置を講じた指定管理施設のうち、休館に伴い利用料金収入等が減少した水族博物館うみがたりほか2施設について、協定に基づき、減収に対する補填金を増額するものであります。  災害復旧費は、4,082万円の増額であります。  本年7月の豪雨により被災した市道安塚石橋和田線ほか1路線について、国の災害査定により公共土木施設災害復旧事業が確定したことから、復旧事業費を増額するものであります。  次に、歳入について、主な内容を御説明いたします。  国庫支出金では、令和3年発生道路橋梁災害復旧費負担金、子ども・子育て支援事業費補助金などを、県支出金では、農林水産業総合振興事業費補助金新型コロナウイルス感染症対策施設整備事業費補助金などを、それぞれ増額するものであります。  繰入金では、うみがたりの指定管理者に対する補填金の財源として、水族博物館整備運営基金繰入金を増額するとともに、本補正予算の収支の均衡を図るため、財政調整基金繰入金を増額するものであります。  このほか、諸収入では、クリーンセンターにおける売電収入のほか、民間事業者が国の交付金を活用して実施した事業の廃止に伴う当該交付金の返還金などを増額するとともに、市債では、過疎対策事業債ソフト事業分を減額する一方、災害復旧事業の補正に合わせて増額するものであります。  第2表は、繰越明許費であります。  本補正予算で提案いたしました第4次事業者経営支援金及び宿泊需要喚起キャンペーン事業の完了が翌年度となるため、繰越明許費を設定するものであります。  第3表は、債務負担行為の補正であります。  上越市市民プラザの空調設備更新工事や、来年春に開催する高田城址公園観桜会の実施に要する経費のほか、公の施設の指定管理期間満了に伴い、令和4年4月1日から指定管理者を指定するリージョンプラザ上越など9施設の管理運営業務委託について、新たに債務負担行為を設定するものであります。  また、令和4年度に実施する予定の市道舗装及び外側線の計画的修繕について、施工時期の平準化と早期発注を図るため、債務負担行為を設定するとともに、二級河川柿崎川の明治橋架替工事に伴う市道馬正面川井線の整備において、用地取得や補償に係る地権者との協議が調ったことから、市道整備の進捗を図るため、所要の経費について、新たに債務負担行為を設定するものであります。  第4表は、地方債の補正であります。  歳入予算に計上した市債と同額の限度額補正を行うものであります。  議案第103号は、令和3年度上越市国民健康保険特別会計補正予算であります。  医療費通知等の件数が当初の見込みを上回ることなどから、所要額を増額するとともに、保険給付費等交付金等の精算額の確定に伴い、償還金を増額するものであります。  次に、条例その他の議案について御説明いたします。  議案第106号から議案第109号までの条例の一部改正は、人事院及び新潟県人事委員会の給与勧告等を踏まえ、特別職及び一般職の職員の期末手当の支給割合を引き下げるものであります。  議案第111号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正は、人口減少の緩和に向けた取組に一定の成果が得られるまで、市長の給料月額を15%減額するものであります。  議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正は、公約をはじめとする重要な政策テーマの推進体制を構築するため、副市長の定数を4人とするものであります。  議案第113号上越市手数料条例の一部改正は、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の一部改正により、長期優良住宅認定制度に関し、住宅性能表示制度との一体的な申請が可能となるとともに、災害に係る認定基準が追加されることなどから、当該認定に係る手数料を見直すほか、租税特別措置法の一部改正に伴う引用条項の整備を行うなど、所要の改正を行うものであります。  議案第114号上越市国民健康保険条例の一部改正は、健康保険法施行令の一部改正を受け、出産育児一時金の額を引き上げるものであります。  議案第115号上越市保育所条例の一部改正は、つちはし保育園、なおえつ保育園、春日保育園及びさんわ保育園を令和4年4月1日から民営化するため、それぞれ市立保育所としての供用を廃止するものであります。  議案第116号上越市営住宅条例の一部改正は、港町特定公共賃貸住宅について、居室の改修工事に伴い、受益者負担の適正化を図るため、令和4年4月1日から家賃を改定するものであります。  議案第117号上越市総合体育館条例の一部改正は、大規模改修工事により、新たに冷暖房設備を設置すること等に伴い、受益者負担の適正化を図るため、令和4年4月1日から利用料金の上限額を改定するものであります。  議案第118号上越市企業振興条例の一部改正は、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴い、過疎地域における企業立地に関し、固定資産税の課税免除の適用要件が緩和されたことを受け、同法に基づく支援を行うため、引用法令を改めるなど、所要の改正を行うものであります。  議案第119号から議案第124号までの条例の一部改正及び廃止は、横住総合交流促進センターなど6つの施設及び設備について、利用実態を踏まえ、それぞれ供用を廃止するものであります。  議案第125号上越市大島農業実習交流センター条例の廃止は、施設の利用実態を踏まえ、令和4年4月1日から公益財団法人大島農業振興公社に無償貸付けを行うため、施設の供用を廃止するものであります。  議案第126号上越市過疎地域持続的発展計画の策定は、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法の施行に伴い、過疎地域の持続的発展を図るため、同法に基づく計画を新たに策定するものであります。  議案第127号及び議案第128号字の変更は、県営ほ場整備事業三和中部第1地区及び県営農地環境整備事業樽田地区の完了に伴い、それぞれ事業区域内の字を変更するものであります。  議案第129号及び議案第130号の市道路線の廃止及び認定は、民間開発等による土地利用の見込みがない1路線を一旦全線廃止し、路線の終点を変更した上で新たに認定するほか、民間の開発行為により2路線を新たに認定するものであります。  議案第131号及び議案第132号財産の無償譲渡は、さんわ保育園を社会福祉法人上越あたご福祉会へ、また、大島農業実習交流センターに隣接する施設園芸温室を公益財団法人大島農業振興公社へ、それぞれ無償譲渡するものであります。  議案第133号から議案第141号までの指定管理者の指定は、リージョンプラザ上越など9施設について、それぞれ指定管理者を指定するものであります。  議案第142号新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び新潟県市町村総合事務組合規約の変更は、令和4年3月31日をもって阿賀北広域組合が解散することを受け、新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数を減らすとともに、同年4月1日から同組合の共同処理する公平委員会の事務に加茂市及び加茂市・田上町消防衛生保育組合を加えるものであります。  私からの説明は以上であります。この後、ガス水道事業管理者が御説明するガス水道局に係る案件も含め、提案いたしました全ての案件について慎重御審議の上、速やかに御賛同くださるようお願い申し上げます。 ○飯塚義隆議長 髙橋一之ガス水道事業管理者。            〔ガ ス 水 道 事 業 管 理 者 登 壇〕 ◎髙橋一之ガス水道事業管理者 おはようございます。続きまして、ガス水道局に係る案件について御説明申し上げます。  まず、議案第99号から議案第101号までは、令和3年度上越市ガス事業会計、水道事業会計及び工業用水道事業会計の補正予算であります。  それぞれ一般会計の特別職及び一般職の職員と同様に、ガス水道事業管理者及び企業職員の給与改定を行うとともに、人事異動による職員構成の変動等に伴う給与費の増減を整理するものであります。  議案第104号及び議案第105号は、令和3年度上越市ガス事業会計及び水道事業会計の補正予算であります。  令和4年度に実施する予定のガス及び水道の経年管更新工事並びに水道管修繕工事について、早期発注と施工時期の平準化を図るため、新たに債務負担行為を設定するものであります。  次に、条例案件について御説明いたします。  議案第110号上越市ガス水道事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部改正は、一般会計の特別職の職員と同様に、ガス水道事業管理者の期末手当の支給割合を引き下げるものであります。  ガス水道局の案件に係る説明は以上であります。よろしくお願いいたします。 ○飯塚義隆議長 これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  16番、橋本洋一議員。               〔橋 本 洋 一 議 員 登 壇〕
    ◆16番(橋本洋一議員) 新しい会派、久比岐野の橋本洋一であります。久比岐野という会派名は、南葉山や霊峰米山をはじめ、頸城の山々から一望できる緑の大地をイメージしたもので、我がふるさと上越、久比岐野が豊かであれ。とわに安かれと願ってつけたものであります。  それでは、会派久比岐野を代表して、3つの議案について総括質疑を行います。  1つ目、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算について、この議案については2点質問をいたします。7款1項2目中、商工振興費の新型コロナウイルス感染症経済対策費で、市内経済の下支えを図る事業として、第4次事業者経営支援金の給付、中小企業者チャレンジ応援事業補助金の追加、プレミアム付商品券発行事業などの実施に関する費用について増額補正を行っていますが、これまでの新型コロナウイルス対策をどう評価し、今後何を重点に対策を行っていこうとしているのでしょうか、お伺いをいたします。  議案102号に関する2点目、2款1項7目中、企画費の企画調整費で、当市における重要な政策及び施策の推進に当たり、多様な知見やノウハウを有する外部の人材からの助言や提言を得ることを目的として、政策諮問委員を設置するため必要な経費を増額するとありますが、具体的な職務内容及び体制についてお聞きをいたします。  2つ目の議案第111号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、市長の給料月額を15%減額するとのことでありますが、その目的は何なのでしょうか。また、改正理由に人口減少の緩和に向けた取組に一定の成果が得られるまでとありますが、何をもって一定の成果とするのでしょうか、お聞きをいたします。  3点目、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正について、副市長を4人とする目的とその業務内容、任命に向けたスケジュールについてお聞きいたします。  以上、よろしくお願いをいたします。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 質疑にお答えいたします。  最初に、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算に関し、新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策についてのお尋ねにお答えいたします。当市における新型コロナウイルス感染症に伴う経済対策につきましては、この間感染の拡大の状況やそれに伴う市内経済への影響を上越市新型コロナウイルス感染症による経済状況情報共有会議や事業者への聞き取りにより、随時把握し、その時々の状況に応じて、雇用や事業者の資金手当て、落ち込む消費の早期回復に向けた支援、そして事業者のアフターコロナを見据えた事業継続に向けた支援など、多岐にわたる施策を実施してきたところであります。これらの取組によるデータの一部を御紹介しますと、上越公共職業安定所管内の有効求人倍率では、コロナ禍の昨年5月に一時1.04倍まで落ち込んだものが、直近の本年10月には1.41倍まで回復しており、市内企業の倒産、廃業件数について、平成27年度から令和元年度までの5年間の年間平均が約101件であったのに対し、令和2年度はコロナ禍にあっても96件にとどまるなど、国や県の支援と併せて、市内経済の落ち込みを最小限に食い止め、雇用や企業の経営継続に一定の成果があったものと考えております。このような中、市内経済の現状につきましては、製造業の一部などで回復が認められ、人の移動も見られるようにはなってきたものの、宿泊、飲食業、サービス業、小売業を中心に売上げがコロナ禍前の水準には及ばず、厳しい経営状況の事業者が多いものと捉えているところであり、こうした状況を踏まえ、今後の感染の再拡大と終息の両方を見据えながら、本定例会において売上げが減少する事業者への支援や落ち込む消費の早期回復に向けたプレミアム付商品券の発行に対する支援、事業者の事業継続、販路拡大などに対する支援、飲食店や宿泊事業者の需要喚起に資する取組などの施策を提案したところであります。今後も随時感染拡大の状況や市内経済の状況を把握しながら、状況に応じて必要な支援を適時実施してまいりたいと考えております。  次に、政策諮問委員の職務内容及び体制についての御質問にお答えいたします。政策諮問委員は、市民ニーズが複雑、多様化する中、人口減少をはじめとする様々な地域課題に対し、的確に対応していくため、民間のアイデアを最大限活用し、多角的な視点から政策及び施策を磨き上げ、質的向上を図ることを目的に、新たに設置するものであります。新年度においては、常設の委員を3人程度選任した上で、政策諮問委員会として組織化し、政策全般に関して助言や提言をいただくとともに、高い専門性が必要な分野については、テーマを特化した専門委員を必要に応じて設置し、多様な助言や提言を行える体制を整えてまいりたいと考えております。本制度のスタートに当たり、今年度は私が公約に掲げたまちづくりや地域づくりなどの政策の要となる取組の検討に速やかに着手し、令和4年度予算への反映を図るため、今後の委員会の設置を見据えつつ、その中で中心的な役割を担っていただける委員1人を先行して選任したいと考えております。その委員には、就任後随時面会等によって私や職員と議論を交わす中で、助言や提言をしていただくこととしております。  なお、委員からの助言等は、政策の立案や事業の検討段階において参考とするものであり、その内容をそしゃくしながら、市として政策や具体の事業を決定してまいります。また、委員の立場は、行政内部の組織上の職ではなく、当市において設置される外部のアドバイザーや有識者等による諮問機関の委員と同様であり、報償費等もその基準に従うものであります。今後まちづくりや各分野に精通され、実績を有する委員の皆様からは、民間の目線や多角的な視点から助言やアイデアをいただけるものと期待しており、政策、施策の実効性の向上を通じて、当市の発展に寄与していくものと考えております。  次に、議案第111号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてのお尋ねにお答えします。当市の人口につきましては、令和2年国勢調査の速報値で18万8,199人であり、国立社会保障・人口問題研究所の推計によりますと、5年後の令和7年には3.8%、約7,000人が減少、25年後の令和27年には24%、約4万5,000人が減少し、約14万3,000人になると推計されております。加えて、少子化と高齢化が同時に進むことから、人口減少問題は市民生活や地域経済、行政運営など様々な場面において、大きなマイナスの影響を及ぼす当市における最重要課題であり、その対応は一刻の猶予もならないものと認識しております。そのため、市民の皆様にお約束した公約では、人口減少の緩和につながる各種の政策を掲げたところであり、地域自治の推進、健康増進、子育て支援、通年観光と産業振興などの取組を着実に進めていくという私の決意と姿勢を市民の皆様にお示ししたいと考え、このたび来年1月から私の給料月額の15%を減額する条例の改正を提案させていただいたところであります。  お尋ねの一定の成果につきましては、その指標として人口の減少率そのものの傾向が緩やかになることのほか、出生数の増加、転出超過などの縮小などが考えられ、その評価については様々な考え方があるものと認識しておりますことから、現時点では私の決意を示すものとして、一定の成果が得られるまでとしたところであります。今後公約に基づき講じていく政策の成果が得られるまでには相応の時間が必要となりますことから、市民の皆様の声など、様々な御意見もお聞きしながら、私自身が先頭に立って、人口減少の緩和に向けた取組を着実に前へ進めてまいります。  次に、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正についてのお尋ねにお答えします。人口減少問題、新型コロナウイルス感染症対策など、上越市に山積する様々な課題に対応するため、公約では私を支える2つの機関を設けることとしております。具体的には、行政の力として副市長4人体制を、また民間の力として政策諮問委員を新たに設置することとしており、この2つの力を合わせて政策を形づくり、市議会の皆さんとも議論を交わしながら、市政を運営してまいりたいと考えております。このうち、副市長4人体制につきましては、私の命を受けて政策や企画を統括するにとどまらず、現場の先頭に立って陣頭指揮を執る強力なリーダーシップを発揮していただくことが不可欠であると考えております。こうした基本的な考えの下、副市長の業務分担につきましては、市政全般を統括する副市長を1人、重要な政策テーマであります地域自治の推進、防災、災害対策に関すること、健康づくり、福祉に関すること、歴史文化を生かした通年観光、産業振興に関することをそれぞれ担当する3人の副市長を置くこととし、条例の改正を提案させていただいたところであります。  副市長の選任のスケジュールについてでありますが、野口副市長には市政全般を統括する副市長として、引き続きその任に当たっていただくこととしております。ほかの3人につきましては、条例の提案と併せて副市長選任の同意案を提案すべきとの意見もあることは承知いたしておりますが、まずは健康づくり、福祉を担当する副市長について、本定例会の最終日に選任の同意案を提案させていただく予定としております。残る2人の人選については、引き続き鋭意進めていきたいと考えており、来年3月の定例会までには、2人の副市長選任の同意案を提案させていただき、副市長4人体制を整備してまいりたいと考えております。 ○飯塚義隆議長 16番、橋本洋一議員。〔橋 本 洋 一 議 員 登 壇〕 ◆16番(橋本洋一議員) それでは、幾つか再質問をさせていただきます。  まず、新型コロナウイルス対策でありますが、中川市長、これまで上越市のコロナ対策、前市長以下職員が一丸となって非常に私自身はスピード感を持って対応してくれたんでないかなと思うんですが、中川市長の自身のお考えで、今まで取ってきた上越市の新型コロナウイルス対策をどのように評価されているのか、御自身のお言葉でお聞きしたいというふうに思います。  それから2点目、諮問委員会の関係でありますが、民間の有識者が政策を提言する市長直属というふうにおっしゃいました。今現在市長のシンクタンクとして、上越市創造行政研究所というのが設置されています。これとの関係、違いはどうなのでしょうか。  また、議案112号で提案されている4人の副市長と諮問委員会の関係、役割分担について、どのように考えられているか、お聞きいたします。  それともう一つ、市長給与の減額、一定の成果ということを強調されていますけども、この人口減少対策は、これまでずっと上越市の最重要課題として捉えられてきたテーマであります。旧上越市が13市町村と合併した平成17年には約20万8,000人の人口でありましたが、現在は18万7,000人、毎年2,000人前後減少しております。先ほど市長答弁にもありましたけど、20年後には15万人、その先には14万人台という減少が予測されていますが、これを見ると、人口減少対策に取り組む市長の決意、姿勢をお示ししたものですという答弁だけでは一定の成果が見えてこない。どう考えても、人口減少のカーブは減っていくところに行くんですが、今中川市長がどこでこれを止めるか、緩和させるかというお考えなのか、お聞きしたいと思います。そうでないと、今の御答弁では市長の4年間の任期中ずっと15%削減が続くんじゃないかなという気がいたしております。その辺のお考えをお聞きをいたします。  それと、副市長4人制について、今副市長は定数条例では2人です。あともうお二人ということになると、純増、増やすということでいいのでしょうか。現在配置している理事、各部長との関係はどう考えておられますか。何か屋上屋を重ねるような気がして仕方ありませんが、この辺のところをお聞きをいたします。  それと、先ほど副市長の任務分担で少し触れられましたけど、何か一番大事な上越市の基幹産業である農林水産部関係が任務分担に入っていなかったような気がするんですけど、これについてはどの程度重要視をして、どの副市長さんにお任せになるのか、その辺のお考えがあったら教えていただきたい。農は上越市の基幹産業というふうに考えております。市長は、就任記者会見で人件費を抑えるために、市長や副市長の給与を段階的に減額するというふうに表明しております。月額約97万円の市長給与を15%、14万5,000円です。これを減額しても月額約73万円の副市長2人、純増、増やしたとしたら、人件費が増大すると思うんですが、この辺のお考えについてお聞きをいたします。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 まず、新型コロナウイルス対策についての今までの上越市の対策についてどう評価しているかということでございますけども、とにかく一番最初に目立ったのは、やはりワクチン接種のスピードが速かったということは、これは間違いないと思っています。これはもちろん市の職員と関係する皆さんの連携によって、いい結果で一つの結果が得られたんじゃないのかなと思っていますし、その後の事業者への支援金も効果的に現れまして、ですから、今例えば宿泊、飲食、小売業、この辺りはさらに支援をしていかなければいけませんけれども、取りあえずはこれからの次のステップに行ける段階には来ているのかなと思っております。ですから、ここからはとにかくまだ第6波が来るかどうか、そして新しい変異株も出てきておりますので、注意はしていかなければいけませんけども、アクセルとブレーキの感覚をバランスよく取りながら進めていかなければいけないんではないのかなと、そのように考えております。  それと政策諮問委員会のことでございますけども、あくまで今創造行政研究所というのは、市の職員がやっておりますので、これはもう今度つくるものは、あくまで民間の知恵を入れたいと、アイデアを入れたいということでございますから、明らかに違うものなのかなと思っておりますし、今度4人制にする副市長については、この行政の中の私先ほども言いましたけども、実行力と現場主義である人をとにかく陣頭指揮を執ってもらわなければいけませんから、推進のためにやはり4人は私は必要だというふうに考えております。  そして、農林水産業のことについて、どこに所属するのかということでございますけども、先ほどの枠組みの中で、通年観光と産業振興、その辺りがございましたけども、その枠の中でやはり農林水産業も産業としてきちっと、林業も含めて産業として育成をしていかなければいけないと思っておりますので、その範囲内になってくるのかなと思います。  あと副市長の人件費という話がありましたけども、これから人事改革プロジェクトを新年度につくって改革をしてまいります。私は、先ほど言ったように専門性のあるところできちっと実行をしていかなければいけないと思っておりますので、そういう意味で副市長の人件費について、これはもう渋るものではないと、これからの投資のためには、私は副市長の4人体制というのは必要だと考えておりますし、それ以外にも、今理事とか、政策監とか、いろいろな制度がございますが、その辺もスリム化して、もう少し融通の利く、そしてその辺りで全体的に効率的に人事改革がやっていけるように考えておりますので、そういう意味では、副市長4人というところだけで人件費が増えるというふうには考えていただきたくないなと思っております。  人口減少は止められるのかという、これは止められるかどうかというのは、これまでもずっと取り組んできて、実際には人口の減少率というのは下がっていないわけです。むしろ推計よりも人口が減っているという状況があります。ですから、とにかくそれを食い止めていくと、人口減少しないようにあらゆる政策を使って、要するに減少率をもう少し緩やかにしていこうということでございますので、その辺りが4年間の中で結果出るかどうかというのは、私にも分かりませんけども、最大限力を尽くしていきたいと思っております。 ○飯塚義隆議長 16番、橋本洋一議員。               〔橋 本 洋 一 議 員 登 壇〕 ◆16番(橋本洋一議員) 再々質問で確認を2点させていただきます。  人口減少に一定の成果、もしこれが認められない、曲線が緩やかにならない、どんどん、どんどん人口が減ってしまうということになってしまったら、市長の給与減額は4年間ずっと続くということもあり得ると思うんですが、これについてはいかがでしょうか。  2点目、この上越市役所内の組織体制、今ほど市長が理事や各部長、もう少しスリム化したいというふうにおっしゃったと思うんですが、組織条例の改正に手をつけて、副市長4人制、それからその下につく理事あるいは各部長、こういった職制をスリムにするというお考えがあるのでしょうか。  この2点についてお伺いをいたします。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 給与が4年間、人口減少率が変わらなかったら元に戻さないのかというのは、それは当然戻さないと思います。ただ、じゃどこまでその減少率が緩和したら戻すのかということは、これは皆さんのお話を聞きながら決めたいと思っています。  もう一つ、部長を減らすのかとか、何を減らすのかということを言いましたけども、私は部長を減らすとは言っていません。政策監はなくしていきたいなというふうなことは言いましたけども、あとは人事改革プロジェクトの中で話し合われて、スムーズな人事が行われるように、人材育成が行われるようにしていくということが実施されていくものと思っております。 ○飯塚義隆議長 25番、栗田英明議員。               〔栗 田 英 明 議 員 登 壇〕 ◆25番(栗田英明議員) 政新クラブを代表して、総括質疑を行いたいと思います。  2点ありますが、1つ目は上越市の副市長定数条例の一部改正についてであります。地方自治法の定めでは、副市長は市長を補佐し、市長の命を受け、政策及び企画をつかさどり、職員の担任する事務を監督するとあります。現時点では、それに従って野口副市長お一人がその任に当たっていますが、市長は外からそれを見ていて、とても1人では足りないとお感じになられたのでしょうか。重要な政策テーマの推進体制を構築するために副市長を4人にするとしていますが、現在大きな市や県でも、3人、4人と副市長、副知事を置いている自治体はほとんどありません。だから、市の規模や仕事量の問題であるとは考えられません。上越市が中川市長には大き過ぎるわけでもないし、これまでやってこられた野口副市長が他の市の副市長より劣っているわけでもないはずであります。多くの市民が中川市長や野口副市長を信頼し、期待をしていることと思いますので、市民に納得できる説明をお願いしたいと思います。  4人の副市長を4つの分野に分ける意味が分かりません。重要な政策テーマを推進する組織体制をつくるということでありましょうが、市長が考えている重要な政策テーマは何でしょうか。重要という言い方は、ほかの政策との差別化に当たることはないでしょうか。さらに、今議会で健康福祉分野の副市長を選任するということを先ほどおっしゃいましたが、優先人事を発表されるということで、それがほかの3つの分野、2つかもしれませんが、ほかともさらに重要な政策の差別化、優先化になるということはないのか、それについてもお聞きしたいと思います。  もう一点であります。宮越市政では、6分野に副市長を配し、部長制をやめました。当時分かりやすく、効率的で風通しのよい組織になったと私も賛同したことを思い出します。ただ、今中川市長が提案している副市長4人体制では、部局の扱いが明確でなく、現在重要なテーマにしっかり立ち向かっている部長らの上にさらに屋上屋を重ねている形というふうに見え、分かりにくく、非効率的で風通しの悪い組織になるように思えてなりません。どういう組織体制になるのかもセットでお答えいただきたいと思います。  大きな2番のテーマであります。政策諮問委員の設置についてであります。多様な知見やノウハウを有する外部の人材から助言や提言を受け、当市における重要な政策及び施策を推進し、市の発展に寄与させるとしています。通常、選挙では市民の意見を基に外部の知見や専門の分野の助言を受けて、実現性の高い、市民受けするものを公約として打ち出していくことは理解ができます。きっと中川市長も同じようにされたものではないかと思います。ただ、新人候補の場合は、市の現況が分からない中での理想論に近いものであったり、非現実的なものであることから、多くの場合は当選後実現に向けて職員と丁々発止のやり取りをした後に実現に向けて進んでいくものと思っています。中川市長は市議の経験もあり、それを分かった上で就任されたものと思っていましたが、副市長もたくさんいないと不安だ、政策諮問委員も置いて助言をもらわないとやっていけないというのではいささか頼りなく見えてしまいます。今の段階で必要なのは、政策諮問委員を置いて、外部の人材から助言や提言を受け、公約や重要政策を推進させることではなく、しっかりと職員から市の現況を聞き、自分の考える政策実現に向けて、職員に協力を求めていくことではないでしょうか。ここは総括質疑ですから、私の意見を言う場ではありませんが、まだ全体の把握ができない中で、外部の助言が必要とは思えないのです。順番が逆ではないかと思っています。いかがでしょうか。  しかも、お一人の政策諮問委員の提案でありました。お一人に政策全般について諮問する、そしてその1人が御自身の考えを答申する、そんな仕組みが上越市に必要でしょうか。分からないことがあったら、直接その方にお聞きすればいいじゃないですか。金額の多寡ではありませんが、公費を使ってやるべきことではないと思うのですが、いかがでしょうか。いずれ、複数の委員を先ほどは3名ぐらいと言っていましたが、複数を委員にして委員会にすることを検討したいと言っておりました。それならそのときに一緒になっていただければいいんではないでしょうか。なぜその方お一人を先行的に採用するのか、それもしがらみそのものではないかと思うのですが、いかがでしょうか。お答えいただきたいと思います。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 御質問にお答えします。  まず、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正についてお答えいたします。さきの橋本議員の御質問にお答えいたしましたとおり、私がトップリーダーとして市政運営を担い、当市に山積する様々な課題に対応していくためには、市政全般を統括する副市長と3つの重要な政策テーマをそれぞれ担当する副市長が現場の先頭に立って陣頭指揮を執りながら、強力なリーダーシップを発揮していくことが不可欠と考えております。ですから、この条例改正を提案したものであります。私としては、上越市の行政側の政治の立場というのが私は少ないと思っておりまして、副市長というのは、時には私が退任したときに、同時に退任されるというような政治的な宿命を共に担う人でございますから、推進していくためにはそれぐらいの覚悟が私は必要だと思っておりますので、実行のために4人を副市長にしたいというふうに考えておりますし、このたび健康と福祉、介護ですか、その副市長に就くということで提案しておりますけども、これは別にそれが重要だからということではなくて、任に就いていただける方がいらっしゃったので就いていただくということでございます。政策の中で、公約を掲げるときに重要なものと重要ではないものとは言いませんけども、特に柱と掲げるものというのは、数がそんなに多くはないと思います。それをきちっと推進していくことは、政治家としての務めだと思っております。  それともう一つ、次に、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算に関しての政策諮問委員の設置目的等についてのお尋ねにお答えしたいと思います。今市民が求めているのは、やはり民間の力だと私は考えております。さきの橋本議員の御質問にお答えいたしましたとおり、政策諮問委員は多様な知見やノウハウを有する外部の人材からの助言や提案を受けることにより、人口減少対策をはじめ、私が公約に掲げたまちづくりや地域づくりなど、重要な政策、そして施策の質的向上を図ることを目的に設置するものであります。また、新年度において、複数の委員から成る委員会を立ち上げたいと考えておりますけれども、既に令和4年度の予算編成作業が進んでいる状況を踏まえ、公約に挙げた取組など重要な施策を民間の視点からのアイデアも取り入れながら、着実に予算化していくために、今年度は委員1人を先行して選任するということにしておりますし、所要の経費を本定例会に提案したものであります。  なお、委員会の設置期間につきましては、人口減少対策や公約実現には相応の期間と不断の取組が求められることから、私の任期中は委員会を継続して設置していきたいというふうに考えております。民間の力を最大限発揮しながら、上越市政を活性化していきたいと考えております。 ○飯塚義隆議長 25番、栗田英明議員。               〔栗 田 英 明 議 員 登 壇〕 ◆25番(栗田英明議員) 御答弁いただきましたが、決して納得のできるような答弁ではなかったというふうに思っています。一番今の答弁の中で気になったのは、副市長は市長と一緒に、市長が辞めたときには一緒に退任するものなんて、野口副市長の前でそういうことは言わないようにしてもらいたいと思っていますので、本当にそれが今日はちょっと腹立たしかったなと思いますので、そこら辺本来であれば一旦退任をした後にもう一度選任をしていただければいいのかもしれませんが、そこら辺は腹立たしかったということでとどめておきたいと思います。  4人にすることの意味というのが今の話でよく分かったかというと、ちっとも分かりませんでした。もともと上越市の副市長は2名を置けることになっているということは十分分かっている中で、市長選に立候補してきたわけですから、その中でどうやって回していくのかというのを本来であれば考えてきたものだと思います。突然のように4名体制にするというのを議会に持ってきても分かりづらい、もう少し時間をかけて、しっかりと議論をした中で、今の人数では足りないんだということが市長だけじゃなくて、市民にも議員にも分かるような段階になった時点で、本来であれば提案をしてくるべきだったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。  それから、諮問委員の件です。一番ここでは気になっているのは、なぜ1人なのかということであります。先ほども少し述べましたが、1人であると市長が諮問をする、相手の方が答申をするという形で、諮問委員ということでしょうが、民間のアイデアということであれば、別にそれを諮問委員にする必要もなく、1人であれば自分で直接その方にお聞きをすればいいのではないかと、アドバイスをもらえばいいんじゃないか、アイデアをもらって、それを実行できるかどうかを検討していけばいいのではないかというふうに思います。どちらにしても、一番気になっているのは、急ぐことはないだろうということであります。今中川市長に一番大事なのは、職員をどう味方にするか、職員がどうやって市長のために動いてくれるのか、実現に向けて動いてくれるためには、現況をしっかり教えてくれて、課題がしっかり見えてくる。その中で、次の方策を、次のアイデアをということになりますが、アイデアばかりが先行していくような姿勢にならないようにだけしていただきたいと思っているのですが、それについても御意見がありましたら、しっかりと市民に説明いただきたいと思います。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 お答えいたします。  副市長というのは、先ほども言いましたけども、時には辞めることもあるかもしれないというふうに申し上げました。野口副市長は、これからもいろいろな政策で今まで続いてきたものがございますので、引き続きやっていただきたいということでお願いいたしました。そういう意味では、とにかく政治的に共にするものという意味では同じでございますので、私は失礼には当たらないというふうに考えております。  それと諮問委員については、先ほど個別にお聞きすればいいということは、それはじゃ誰でもいいのかということでは私はないと思っています。しっかりとその政策についてお聞きできる人を公的に認めていただいた形でちゃんと報酬をお支払いしてお願いしたいと考えておりますので、そういう意味では御理解をいただきたいと思っております。 ○飯塚義隆議長 25番、栗田英明議員。               〔栗 田 英 明 議 員 登 壇〕 ◆25番(栗田英明議員) しっかりと4人必要なんだということが皆さんに御理解ができたかどうか、私には分かりませんが、皆さんのほうでまた考えていっていただきたいと思います。市長におかれては、本当に今必要なのは何なのかをもう一度考えていただきたいと思います。それは、副市長についても、諮問委員についても同じであります。一番大事なのは、中川市長が市民に公約をしたことが本当に実現できるのかどうかということだと思います。私は、ぜひ実現していただきたいと思いますが、そのためにはまず今いる職員に現況をしっかりと確認をし、そして市長の目指しているものとどこがどう課題になっているのかをはっきりさせることだと思います。その上で、何をどうやっていくのか、中川市長については、私は決して課題があったからといってひるむものではないと思っていますし、必ず実現してくれるものと思いますが、そのためには民間のアドバイスというよりも、まずは今いる職員、行政のアドバイスをきちんともらい、そして議会の理解をもらい、さらには市民に共に戦ってもらう、共にやってもらうということをしっかり明確に話しながら進むべきものと思っています。その面では、副市長4人制も、それから諮問委員の1名体制も今必要なものではないと思いますが、しっかりともう一度市民に分かるように説明をいただきたいと思います。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 私の考えでは、やはり市の職員の中にも、これから改革を進めていく上で腹を割って話せる、そういう本当に信頼できる人たちがやはりいてほしいと考えております。そのためには、私は今の政策の中で柱となるところにきちっと副市長に就いてもらって、それぞれの現場に赴いて陣頭指揮を執っていただきたいと思っております。市の職員との対話というのは、私はこれからもずっと続けていきますし、それについては恐らく人事改革プロジェクトの中でも、そういうものも提案も出てくると思いますけども、私はもともと公約の中でも現場主義、そして実行していくということを掲げていますので、市の職員の現場にも向かいたいと思いますし、市民の皆さんの現場にも向かっていきたいと思いますし、現場を無視したような政策は私はやらないということは、これは約束させていただきたいと思っております。  政策諮問委員についても同じでございます。民間側の意見をきちっと聞ける人をやはり柱として何人か信頼できる方にいてもらいたいということは、これは変わらない考えでございます。 ○飯塚義隆議長 26番、杉田勝典議員。〔杉 田 勝 典 議 員 登 壇〕 ◆26番(杉田勝典議員) 御苦労さまでございます。いよいよ明日から師走、そんな中ここに来て、アフリカで確認された新変異株、オミクロン株の感染が欧州で拡大し、全世界に衝撃をもたらしております。日本も水際対策に全力を挙げておりますけれども、まさにコロナからの回復状況が見える中で、大変今後の先行きを心配しております。  さて、私は70代半ばを過ぎましたけれども、もう今年一年が終わるんだなと感慨深げに1年間を振り返ってしまいますけれども、若い中川市長の思いは、市の発展と市民の幸せのために、いよいよこれからスタートだと、全力で頑張ろうと意欲満々かとも思いますし、また同時に先ほどの挨拶の中でも言われた、その重責を深くかみしめておられるものとお察しいたします。会派、公明党の杉田でございます。それでは公明党を代表して議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算をはじめ、今議会に提出されている議案などについて、中川市長に総括質疑をさせていただきます。就任後初の議会ということでもあり、項目も少し細部にわたる質問もありますが、御容赦をいただきたいと思います。  まず1項目めは、市長の提案理由における施政方針などについてお伺いいたします。その1点目は、中川市長の立ち位置的なことに関して質問させていただきます。初登庁の際の職員を前に、ノーサイド、一致団結、オール上越を訴えられました。また、本日の提案理由の中でも、変化の早い時代の流れに遅れないよう、市民の皆様、議会の皆様、そして職員とも協力をし、一丸となって取組を進めると述べておられます。確かに今後の具体的方針につきましては、新年度予算を提案する3月議会で正式に明らかにされるものと思いますが、就任直後の思いをお聞きしたくてあえて市政運営の方向性について、現時点における基本的な考え方を伺わせていただきたいと思います。  2点目は、人事改革プロジェクトに関してお聞きいたします。既に2人の同僚議員の質問にもお答えになっておりますけれども、重なる部分もありますが、少しお聞きします。特に市長が強調する人事改革プロジェクトについてですが、その中に専門性を有する人材の育成を目指すとしていますが、市長が職員に求める専門性とは具体的に何なのか、お聞きをいたします。  3点目は、提案理由の中で述べて若干触れておられる観光施策についてであります。こちらも新年度予算で詳しく語られるものと思います。それでも提案理由の中で、上越市の魅力を全国、世界に発信していくと述べておられますし、先日の就任会見でも、当市の出身でないことも併せ、よそからの視点での上越の魅力について熱く語っておられますことから、全国、世界に発信すべき上越の魅力を端的にどう考えておるのか、あえてお伺いするものであります。  第2項目めは、一般会計補正予算について2点お伺いします。1点目は、補正予算に盛られた市独自の支援策における増額補正や新たな支援策についてお聞きするものであります。第4次事業者経営支援金及び飲食店向けのクーポン券や宿泊需要喚起キャンペーン事業、さらに中小企業チャレンジ応援事業補助金の増額、プレミアム付商品券の再実施など、立て続けにスピード感ある中小企業者への支援を行いますけれども、補正予算約13億5,000万円を計上しての事業支援に当たって、中小企業者の業種別の実態をどう捉えての補正予算計上であったのか、お聞きをいたします。これこそ提案理由の中で、即断即決を求められる場面もあると述べておられるとおり、この即断即決であるのかなとは思っております。  2点目は、昨冬の大豪雪被害を踏まえての緊急除雪作業報償制度についてお伺いいたします。確かに今までなかった制度でもあり、ある意味では画期的な制度とも言えましょう。昨冬の大豪雪を踏まえて、町内会長や市民などからの要望を踏まえ、市では緊急除雪作業報償制度を新設し、その中で除雪を代行した町内会など自主防災組織を念頭に、燃料代や労務費など最大5万円を支給するとしています。昨冬の大雪の真っただ中で、ほぼ全議員が町内の皆さんからこのような要望を受けたものと思っております。過日の災害対策特別委員会での所管事務調査の説明で、委員から様々な意見や質問が出されたようですが、その際説明の中で、実際今冬の中で実施させていただき、課題があれば見直したい、いろんなケースがある中で臨機応変に対応したいとの答弁がなされましたので、確かに心配はしておりません。その後全町内会などへの説明会も設けられましたが、その中で多く出された意見や質問、要望が何だったのか、お聞きをします。また、同制度では、様々な条件や前提などがあることから、もう少し弾力的な制度を検討することができなかったのかを少しお伺いしたいと思います。ただ、今冬に適用される中で、この制度の効果やよしあしを見守っていきたいと思いますし、やってみた上で見直すことがあれば検討していただければと思います。  3項目めは、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正についてお伺いいたします。今ほども同僚議員のすばらしい深い質問がありましたけれども、ダブって恐縮でございますが、1点目は4人の副市長制について、行政組織としての4人の副市長制に関して、提案理由の中で重要テーマの推進体制構築のためとされておりますが、本当にそうなのかなと、その必要性の最大の根拠は何かをお聞きするとともに、まさに行政改革の観点から、市民にどう理解、納得してもらうのかも併せてお聞きしたいと思います。  以上で質問を終わります。分からない点がありましたら再質問させていただきます。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 杉田議員の御質問にお答えいたします。  最初に、私の政策方針に関し、市政運営の方向性の基本的な考え方についてお答えいたします。現在人口減少や新型コロナウイルス感染症の影響が続く一方、デジタルトランスフォーメーションの進展や脱炭素社会の実現など、社会環境の変化や技術革新が急速に進んでおります。このような難しい時代の中にあって、私は当市を日本で最も暮らしやすいまちにすることを目標に掲げ、その目標に向けて各種インフラ、産業、教育、医療、福祉、環境、文化の全てにおいて、市民の生活の質を高めていくことが重要であると考えております。生活の質を高めていくには、変革時代の潮流を捉えるとともに、この地域の雪国の生活が育んできた多彩で豊かな歴史や文化、ここにしかない数多くの誇りを大切にしていかなければなりません。私は、この愛すべきふるさとをかつて苦労を重ねながらこの地域を守り、育ててくれた先人に感謝をしながら、今を生きる市民の皆様や次代を担う子供たちが幸せになれるよう、市民の皆様、議会の皆様、そして職員と共に一丸となって取り組んでいかなければならないと意を新たにしているところであります。  次に、人事改革プロジェクトにおける職員の専門性についての御質問にお答えします。私は、職員が日々業務を遂行する中で、担当する業務や地域に関する知識、経験を蓄積し、市民や事業者、関係機関等との信頼や関係性が深まっていくとともに、担当業務に関する専門的な研修や視察、自己研さんなどを通じて、職員の専門性が形づくられていくものと考えております。私は選挙活動を通して、この間担当する業務や地域に習熟している職員が異動により3年程度で入れ替わってしまうことから、関係者とのつながりが途切れ、また専門性をさらに高めたいと考える職員のモチベーションの低下につながりかねない部分があったのではないかとの声をお聞きし、自身もそのように感じているところであります。今後始動させる人事改革プロジェクトは、私自身の直轄のプロジェクトとし、職員としっかり議論しながら、職員の専門性を高め、やる気と生きがいを持って仕事をすることができる職員の人材育成の在り方を検討し、実現に向けて取組を進めてまいりたいと考えております。  次に、全国、世界に発信すべき上越市の魅力についての御質問にお答えします。私は関西出身で、上越市に移住しておよそ20年になりますが、桑取、谷浜地区で家族と共に暮らし、この土地の魅力を存分に感じながら過ごしてまいりました。私が感じる上越市の魅力は、まず米や野菜、魚などの食べ物が豊かでおいしく、また上杉謙信公の居城であった春日山城跡、雪国の人々の助け合い、譲り合いの心を感じることができる雁木や町家、新潟県鉄道発祥の地など、地域の歴史文化を感じられ、誇れる魅力的な資源が数多く存在しています。しかしながら、現在の当市の観光施設を見ますと、季節イベント型の観光に偏っており、来訪者にこれらの魅力を感じていただけるような仕組みがなく、豊かな資源を生かし切れていないものと捉えています。一例を申し上げますと、妙高市には多くの外国人がスキーに訪れて、2週間ほど滞在する中で、スキー以外に日本を楽しむため、滞在先から観光に出かけている姿を目にいたしましたが、残念ながら当市にはそうした方々への訴求や受入れ環境が不足しているなどの課題があるものと感じています。私といたしましては、今ある資源の磨き上げをはじめ、雁木町家、春日山など、核となる歴史文化の資源を集中的に整備し、雪に育まれたこの地の伝統や文化などを訪れる方々に、年間を通して伝えられるよう、環境を整えてまいりたいと考えております。そして、市民の皆さんが地域を知り、その魅力に思いを向け、自ら楽しみ、そして感じたことを発信していただくような取組を進め、市民と一緒に当市の魅力を全国、世界に伝えてまいりたいと考えております。  次に、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算に関し、中小企業者の業種別の実態についてのお尋ねにお答えいたします。さきの橋本議員の御質問にお答えいたしましたとおり、市内経済の現状につきましては、経済状況情報共有会議や事業者への聞き取りを通じて、製造業の一部などで回復が認められるものの、宿泊、飲食業、サービス業、小売業を中心に売上げがコロナ禍前の水準に及ばず、厳しい経営状況にある事業者が多いものと捉えているところであります。こうした状況を踏まえ、本定例会において、今後の感染の再拡大と終息の両方を見据えながら、飲食店や宿泊事業者の需要喚起に資する取組などの施策を提案いたしたところであります。  次に、昨冬の大雪災害を踏まえて創設した緊急除雪作業報償制度についての御質問にお答えします。昨冬の大雪災害では、市道の除雪路線において一時的に除雪不能となった市道を86の町内会の皆さんから緊急的に除雪をしていただいた実態について、5月下旬に市内の全町内会長に対して実施した大雪に関する調査でつぶさに把握し、あわせて除雪機械の借上料、作業員賃金、燃料費の支援があるとありがたいなどとの御意見をいただいたところであります。庁内における大雪災害の検証を進める中で、こうした除雪に御協力いただいた町内会に報いる制度の必要性を認識し、昨冬と同様な除雪委託事業者による市道除雪が不可能となった場合に、緊急的に除雪作業を行った町内会等の活動に対する報償制度を創設したところであります。制度の概要につきましては、市に大雪災害対策本部が設置されている期間中に、異常降雪により除雪事業者による市道除雪が一時的に困難になった場合を想定しており、事前登録をした町内会等が除雪路線の車道をおおむね30メートル以上除雪した場合に、1期間5万円を限度として報償金を支給する制度としております。11月4日の災害対策特別委員会での大雪災害の最終報告においては、本制度につきましても議論させていただき、あくまでも市道除雪は市の責任で行うことを前提に、局所的、短期集中型の降雪により、大雪災害対策本部が設置されない場合などにも、臨機な対応の必要性もお示ししたところであります。あわせまして、除雪計画についても、除雪事業者のヒアリング、国、県、市による大雪の検証、対策検討委員会での意見を踏まえ、異常降雪時への備えを拡充し、見直しにつきましても、議論をいただいたところであります。その後今冬の除雪計画等を説明する地区別除雪会議や町内会長連絡協議会を開催し、その際町内会長からは報償制度について、大雪災害対策本部が設置されていないと制度は発令されないのか、通常降雪では適用されないのかなどの意見、質問が多く出され、市議会における議論とともに、本制度は大雪災害となった場合の緊急的な制度であること、通常降雪では適用しないことを丁寧に説明し、一定の御理解をいただいたところであります。私といたしましては、11月22日にこの豪雪に合わせた除雪事業者8社の代表と除雪に関する意見交換会を開催し、除雪に関する課題などを共有する中で、今冬の除雪に対する協力や連携を確認したところであり、市民の皆様からは異常降雪時には不要不急の外出を控えていただくなど、協力を得ながら除排雪の実施に努め、冬期道路交通の確保を図ってまいります。  次に、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正についてのお尋ねにお答えします。さきの橋本議員と栗田議員の御質問にお答えいたしましたとおり、副市長4人体制につきましては、今後重要な政策テーマを着実に推進していくため、担当する副市長が現場の先頭に立って陣頭指揮を執りながら、強力なリーダーシップを発揮していただくことが不可欠と考えており、私が約束した公約を含む市の政策を着実に力強く推進していくことで、市民の皆様から御理解いただけるものと考えております。 ○飯塚義隆議長 26番、杉田勝典議員。               〔杉 田 勝 典 議 員 登 壇〕 ◆26番(杉田勝典議員) 御答弁いただきました。若干再質問させていただきます。  施政方針に関わる市政運営の方向性については、先ほども中川市長の最初のときにお話ありまして、3月議会に丁寧に具体的にお話しされます。そのときにお聞きしたいと思います。人事改革プロジェクトとこの上越の魅力の2点にだけちょっとお伺いさせていただきます。  この人事改革プロジェクトの専門性については、今ほど御答弁をいただきました。例えば行政の中で、多分デジタル化担当であったり、中小企業者の事業承継、事業継続、またドローンによる映像活用や空き家対策、再生可能エネルギー、若者定住促進、NPOの活性化対策、都市との交流、直江津港振興策などなど、確かに専門性が求められているものがたくさんある分野でもありますが、その意味では市の発展のための様々な取組において、職員の専門性を高めていただくことは大事だと、そのようにも確かに思います。ただ、専門性はどちらかといえば、やはり民間の皆さんのほうが多くの専門的知見をお持ちであることは当然であります。職員自身が専門性を高めながらも、そうした民間の皆さんとの連携やつながりを深める努力も必要だと感じています。今後の民間との結びつきやコラボなどについては、市長の目指す市職員の専門性との絡みの中でどう捉えておられるでしょうか。  2点目の補正予算についてでございます。先日も市長は飲食店組合の皆さんから要望書を受け取りました。コロナ禍で打撃を受けた飲食業界の皆さんの切実な願いでもあります。今回の補正はそうした飲食業界はじめ、宿泊業者や小売業者への支援でもあり、その効果にも期待しておりますけれども、今ほど業種別といいますか、飲食店の話も含めてございました。この補正によるこの地元経済への波及効果、これまた難しい幅のある質問かもしれませんが、どう見通しておられるのかということと、今後の状況を見極めながら、引き続きの支援、これは新年度予算になっちゃうかもしれませんが、どう考えておられるのか、お聞きいたします。  次に、緊急除雪作業報償制度でございますが、これも今ほど先日市内除雪業者との懇談会を持たれた話もされました。除雪におきましては、やはり町内会から除雪業者の除雪に対する要望なども数多く届けられていると思います。それは、確かに例えば総合事務所を通して、集約する総合事務所からということもあるんでしょうけど、そこに連絡が行って、そこから業者に要望などが伝えられるんだと思います。しかし、やはり町内会長さんの中からは直接業者に連絡をする、それはいろんな混乱をもたらすことも承知ではありますけれども、スピード感からいっても、そういうことが必要な場面もあるのかなと私は思っていますので、その辺ちょっと話変わるかも分かりませんが、この制度とちょっと違うかも分かりませんが、この制度自体が町内会に対する報償制度でもありますので、除雪業者と町内会との関係は全く関係ないわけでございませんので、その辺りどのように考えておられるのか、お聞きをいたしたいと思います。  最後の副市長制でございますが、今お二人の同僚議員からもお話ありまして、やはり行政改革の観点、私は重要だと思いますので、例えば当初はこの体制でスタートしたとしても、また市民の意見や反応を見ていただきながら見直すことがあってもいいと思いますが、いかがでしょうか。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 質問にお答えいたします。  人事改革プロジェクトのことと副市長のことについてお答えしたいと思います。人事改革プロジェクトの中で、専門性を高めていけば当然関係業者との関係が深くなってくるというのは、おのずとそうなってくると思います。私はとにかく市の職員が生きがいを持って専門性を高めていけば、当然民間との協力というのはもうこれは避けられないというか、なければならないものと思っておりますので、それはどんどん推進していけばいいものだなと思っております。  それと、副市長のことについては、これは今この4人制を見直したほうがいいというふうな御質問と捉えてよろしいんですか。そういうことですよね。それは先ほど申しましたように、私としてはこれから市政を運営していく上で、腹を割って話していけるような力強い相談できる存在が、やはり専門性を持った人たちがいるということは、私にとっては大事なことですので、これについてはできるだけ御了解をいただきたいと思っております。 ○飯塚義隆議長 小田基史産業観光交流部長。〔産 業 観 光 交 流 部 長 登 壇〕 ◎小田基史産業観光交流部長 私からは、新型コロナウイルスの経済対策の波及効果と今後の対応ということについてお答えをさせていただきたいと思います。  経済効果の部分につきましては、私どもこれまでもそうなんですが、緊急的な手当ての部分、そして消費の回復、アフターコロナを見据えた企業の事業継続、この3つに重きを置いて予算編成、予算を要求させていただいて、提案させていただいているところでございます。  まず、消費回復につきましては、例えばプレミアム付商品券ということであれば、今回3億円程度予算を盛らせていただきましたが、これまでの試算からしますと、13億円程度の市内消費に結びつくことは、当然理論上出てくるわけでございますし、宿泊事業者の応援キャンペーンにつきましても8,000万という予算ですが、最大利用していただければ、1億6,000万円の利用が見込まれるということが確認できるかと思います。今後も対応につきましては、今ほど申し上げました3つの柱を基本に考えていきたいと思います。今回事業者経営支援金ということを第4次提案させていただきましたが、これが利用される状況になれば、コロナの感染拡大が広がっているというところが見込まれることでございますし、これが利用が少なくなれば、私どもも安心して次のフェーズに移れるんではないかなというところも今後見据えていきたいなというふうに考えております。 ○飯塚義隆議長 吉田仁史都市整備部長。               〔都 市 整 備 部 長 登 壇〕 ◎吉田仁史都市整備部長 それでは、私のほうからは除雪に当たりまして、除雪業者の皆様と町内会、こちらのほうの関係についての御質問にお答えさせていただきます。  議員御指摘のとおり、除雪に当たりまして町内会の皆様と除雪事業者の皆様との意思疎通というのは、非常に大事なことでございます。このため昨冬の大雪を踏まえまして、今冬の除雪計画策定に当たりましては、昨年度大分やっぱり課題のあった町内会、こちらのほうには私ども市のほうとあと除雪業者の皆様、また町内会、そちらのほうといろいろ意見交換をさせていただきまして、雪の置場はどこになるのか、またその町内の中でも優先的に除雪する路線はどこなのか、そういうのをじっくり意見交換はさせていただいております。また、11月から除雪計画、こちらの説明に当たりまして、各町内等入ってございますが、その際にも除雪事業者のほうが同席して、意思の疎通等をしっかり図らせていただきたいということで実施しております。  また、議員おっしゃいました除雪時除雪業者のほうに直接町内会とやり取り、そういうことができないかということでございますが、それにつきましては除雪事業者の皆様、除雪のほうでやっぱり集中的にやっていただくという中で、一義的には雪対策室、私どものほうにやっぱり御意見をいただいた上で、そして全体を見ながら対応することになると考えてございますので、御了解のほうよろしくお願いいたします。 ○飯塚義隆議長 この際、しばらく休憩いたします。          午後0時 8分 休憩                                   午後1時10分 再開 ○飯塚義隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続けます。  28番、武藤正信議員。〔武 藤 正 信 議 員 登 壇〕 ◆28番(武藤正信議員) 創風の武藤正信でございます。会派を代表して総括質疑を行います。今日は非常に傍聴の方々がたくさんおられて、緊張している会議となっておりますが、よろしくお願いをしたいというふうに思います。  議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正についてと、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算についてお伺いしたいと思います。  まずは、条例の一部改正についてでございます。午前中の3名の方もそれなりに聞いておられますが、私も政策テーマごとに副市長4人を配置するとしておりますが、これまでの2人体制に何か問題があってのことなのか。もし問題があるとすればどういうことなのか、お聞きをいたします。  (2)であります。副市長2人から4人体制に移行した場合の費用対効果をどのように考えているかであります。要は、2人体制から4人体制になりますと費用は倍になります。そういった費用対効果について、2人増やすことによって2,000万を超える形になりますが、その辺をどのように考えておられるのか、お聞きをいたします。  大きな2番であります。議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算についてでございます。企画調整費中、政策諮問委員を1名設置するとしておりますが、副市長を政策テーマごとに4人体制とする考えとの整合性はどこにあるのか。いわゆる副市長を4人設置しておいて、またここに政策諮問委員を置くということにあんまり整合性がないのかという気がしておりますが、その件についてお尋ねいたします。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 武藤議員の御質問にお答えいたします。  最初に、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正に関しまして、副市長4人体制の御質問とその費用対効果についての御質問は関連がありますので、併せてお答えいたします。  さきの御質問にお答えいたしましたとおり、私がトップリーダーとして市政運営を担い、当市に山積する様々な課題に対応するためには、市政全般を統括する副市長と、3つの重要な政策テーマをそれぞれ担当する副市長が自ら現場の先頭に立って、市の政策、施策を牽引していくことが不可欠と考えておりますことから、このたび副市長4人体制の条例改正を提案したものであります。当然のことながら、副市長を増員することにより費用は増加いたしますが、私が約束した公約をはじめとする市の政策、施策を着実に推進することにより、効果の発現につなげてまいりたいと考えております。  次に、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算についてのお尋ねにお答えいたします。  さきの橋本議員、栗田議員の御質問にもお答えいたしましたとおり、政策諮問委員につきましては、政策の立案段階において、民間の多様な知見やノウハウを取り入れ、人口減少対策をはじめとした当市の重要な政策及び施策の質的向上を図ることを目的に設置するものであります。その背景には、社会が大きな変革のときを迎えている中で、時代の潮流にしっかりと適応していくためには、官民一丸となったまちづくりが重要であり、我々の行政の力に加えて、民間の視点を取り入れ、活用し、まさに切磋琢磨しながら、政策、施策を取りまとめていく仕組みが必要との思いがあります。また、委員からいただいた助言等は、内容をそしゃくしながら、政策や具体の事業に落とし込み、実行に移していくこととしており、一方で副市長からは、政策の立案段階はもとより、実行段階において現場のリーダーとして陣頭指揮を執ってもらうこととしております。このように政策諮問委員と副市長からは、それぞれの役割で力を発揮してもらうことで、当市の政策、施策の質をさらに高めていくための推進力につながるものと考えております。 ○飯塚義隆議長 28番、武藤正信議員。〔武 藤 正 信 議 員 登 壇〕 ◆28番(武藤正信議員) それでは、再質問をさせていただきます。  112号、副市長4人を配置すると言っておられました。その理由として、公約をはじめとする重要な政策テーマの推進体制を構築するため、副市長の定数を4人とするものでありますというような形で、資料があります。ただ、私は今中川市長に聞いたのは、2人体制で何か不備があったのかということであります。重要な政策テーマの推進体制を構築するためと言っておられますが、要は副市長1人月額72万9,200円、これは給与に関する条例の中で決まっております。期末手当を含む給与年額は、15か月とすると1,093万8,000円となります。おおむね1,100万でありますが、4人体制にすると2人増えますので、2,200万近くの増額となります。この2,200万円増額する費用に対しての効果をどのように考えているのか、お聞きしたいというふうに思います。  それから102号について、政策諮問委員という職は今までになかったと思います。どんな仕事を想定しているのかをお聞きするとともに、副市長を4人体制とする考えの整合性はどこにあるのか。副市長を4人にして、またこの政策諮問委員というのを置く必要があるのか、その辺をお聞きしたいというふうに思います。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 副市長4人については、私が先ほど申し上げましたように現場主義、そして実行力を伴っていかなければいけないと思っております。ですので、政治的な役割を担っている副市長が4人いるということで、さらなる推進力、実行力を高めていきたい。そして、現場力をさらに高めていきたいと思っております。副市長の人数だけ考えて人件費を考えるのでは私はいけないと思っていまして、やはりたくさんの市の職員がいるわけですので、この全体の中で、どういう効果を発揮していくのかということを見据えて考えていただければ、私としては非常に御理解いただけるのではないかなと思っております。  そして、政策諮問委員については、あくまで民間のアイデア、知恵を取り入れたいということでございますので、副市長の行政の出身からの立場とはまた違った観点から民間の力を入れるということでございますので、これは私は市民が求めている力だと考えておりますので、御理解いただければと思います。 ○飯塚義隆議長 28番、武藤正信議員。〔武 藤 正 信 議 員 登 壇〕 ◆28番(武藤正信議員) 再々質問をさせていただきます。  市長の給与の減額が上げられております。15%減額するとあります。そうすると、96万6,300円に対して月額14万4,945円の減額、計算上はそうなります。よって、それを減額すると82万1,355円とすると。減額の期間は、人口減少の緩和に向けた取組に一定の成果が得られるまでとしておられます。私、今人口減少対策特別委員会の委員長をさせてもらっておりますが、人口減少に対しての特効薬というものがなかなか見つからない状態の中で、この減額はいわゆる緩和に向けた取組に一定の成果が得られるまでとされております。4年間の中で一定の成果が生まれれば、本当によいと思っておりますし、特別委員会の委員長として、行政側と特効薬なり、それがあったならばマッチングしながらそれに取り組んでいきたいと思っておりますが、具体的な人口減少緩和に向けた一定の施策があるのか、お聞きしたいと思います。市長の減額は減額として、副市長の2人分の給与2,200万円を超える増額となりますが、この整合性を説明していただきたいというふうに思います。 ○飯塚義隆議長 武藤議員に申し上げます。  人口減少問題についての質疑は、質問事項にございません。 ◆28番(武藤正信議員) 議長の指摘がございましたので、人口減少の問題については取り消します。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 副市長の人件費増加と私の給与減額との絡みをお話しすればよろしいんですか。私の給与減額の問題と副市長を4人設定することは関係がございませんので、副市長は副市長で実行体制を取るために4人としておりますので、そこは別の事項ということで御理解いただければと思います。 ○飯塚義隆議長 18番、石田裕一議員。               〔石 田 裕 一 議 員 登 壇〕 ◆18番(石田裕一議員) 会派みらい、石田裕一でございます。会派を代表しまして、通告どおり総括質疑をさせていただきます。質問は以下の4項目についてです。もう前に他の議員が質問しておりまして、重複する部分もありますが、よろしくお願いいたします。  まず1つ目の質問は、市長の提案理由における施政方針で、人事改革プロジェクトを立ち上げ、横の連携を重視し、風通しのよい組織の構築と専門性を有する人材の育成を目指すとしていますが、人事や部署の異動の期間をどのように考えて人材育成と市民サービスを進めていこうとしているのか、お聞きします。  そして、2つ目の質問は、議案第111号特別職の給与に関する条例の一部改正について、市長の給与月額を15%減額し、人口減少の緩和に向けた取組に一定の成果が得られるまでと今回の給与減額の提案でありますが、その15%減額する根拠は何か、また給与月額カットの財源は、人口減少対策に特化して活用するのか、いつ頃までに成果を出すお考えなのか、お聞きします。  そして、3つ目の質問は、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正について、副市長を4人体制にすることは、重要な施策テーマの推進体制を構築するためとしていますが、現在、上越市行政組織条例において、市長の権限に属する事務を分掌させるため10の部署を置いていますが、4人が担当する各部門の部長とどのような関係性を持ち運営するのか、お聞きします。  そして、次に4つ目の質問ですが、今回議案第119号から第124号までの条例の一部改正及び廃止について、横住総合交流促進センターなど6つの施設及び設備について、利用実態を踏まえそれぞれ供用を廃止しますが、廃止後の施設の利活用や除却を速やかに進める考えはあるか、お聞きします。  以上、御答弁をよろしくお願いいたします。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 石田議員の御質問にお答えいたします。  最初に、施政方針に関し、人事改革プロジェクトについてのお尋ねにお答えいたします。さきの杉田議員の御質問にお答えいたしましたとおり、担当業務や地域に関する知識、経験を蓄積した職員が3年程度で異動することにより、市民、事業者、関係機関等とのつながりが途切れ、またモチベーションの低下につながりかねない部分があったのではないかと市民からの声をお聞きし、私自身もそのように感じているところであります。こうした課題を踏まえ、風通しのよい組織の構築と専門性を有する人材の育成の実現に向け、私の直轄として始動させる人事改革プロジェクトでは、行政組織の在り方をはじめ、人事や異動の期間、職員研修に至るまで、職員の意見を聞き、職員と議論しながら丁寧に検討を進めてまいりたいと考えております。また、人事改革プロジェクトを推進することを通じて、職員が専門性を高め、やる気と生きがいを持って仕事をしていくことにより、市民からの信頼感が高まり、行政サービスの向上にもつながるものと考えております。市の職員の勤続年数については、人事改革プロジェクトの中で検討されることと考えております。  次に、議案第111号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてのお尋ねにお答えいたします。さきの橋本議員の御質問にお答えいたしましたとおり、人口減少の問題は当市における最重要課題であり、その対応は一刻の猶予もならないと認識しております。そのため私がこの問題に正面から向き合い、真剣に取り組んでいくという強い決意と姿勢を市民の皆様にお示ししたいと考え、このたび私の給与月額の15%を減額する条例の改正を提案させていただいたところであり、財源の活用を意図するものではございません。また、人口減少の緩和に向けた取組に一定の成果が得られるまでには、相応の時間が必要になるものと認識していたしておりますが、その実現に向け、市民の皆様の声などの様々な意見をお聞きしながら、私自身が先頭に立って、人口減少の緩和につながる各種の政策、施策を着実に推進してまいりたいと考えております。  次に、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正についてのお尋ねにお答えいたします。今般の副市長4人体制は、これまでの御質問にお答えいたしましたとおり、市政全般を統括する副市長と、3つの重要な政策テーマをそれぞれ担当する副市長が現場の先頭に立って、強力なリーダーシップを発揮していただくことを旨としております。お尋ねの副市長と部長との関係についてでありますが、私は副市長には、担任する分野の政策及び企画を統括することにとどまらず、私の政治的なパートナーとして、自らの権限と責任において、政策の執行を判断する役割を担っていただきたいと考えております。そうした役割を担う副市長が部の所掌事務に関する実行責任者たる部長をはじめ、関係する職員を指導し、時に鼓舞しながら政策の実現に向け、力強く牽引していただくことにより、私の公約をはじめとする市の政策の推進力、実行力がこれまで以上に高まっていくものと考えております。つまり副市長というのは、政治の役割でございます。部長は行政の職員ということでございますので、その辺りの違いも御配慮いただければと思います。  次に、議案第119号から124号までの条例の一部改正及び廃止に関し、公の施設として供用廃止した施設の利活用や除却についてのお尋ねにお答えいたします。本定例会において、廃止に関する条例を提案した横住総合交流促進センターなど6つの施設等につきましては、地域の皆さんとの協議により、理解を得て策定した第4次公の施設の適正配置計画等に基づき廃止したものであります。公の施設として供用を廃止した後は、財産の処分へと進めてまいりますが、廃止の手続と並行して、他の行政目的での転用や民間事業者、地元の皆さんや各種団体等による新たな利活用を探ることも行いながら、それらの可能性がないものについては、最終的に建物の計画的な除却や用地の売却へと進めていくこととしております。また、その間の施設の管理につきましては、建物の施錠や危険箇所の注意喚起、災害等の際の現地確認など、周辺地域の皆さんの安全や防犯面等を考慮した管理に努めてまいります。こうした一連の取組は、庁内関係各課が不動産業等に従事する民間事業者の知見もいただきながら、連携を図り進めているところであります。 ○飯塚義隆議長 18番、石田裕一議員。               〔石 田 裕 一 議 員 登 壇〕 ◆18番(石田裕一議員) それでは、再質問させていただきます。  まず、1番の市長提案理由における施策方針についてです。今ほどの説明で、3年の異動ではなかなか職員のモチベーションが上がらないと、そのためにやる気を持たせるために、異動の期間を少し長くしたいというふうにお聞きしたので、今後その人事改革プロジェクトによって議論されると思いますけども、現在の中川市長の考えとして、3年の異動はないのか、改めて確認させていただきます。  私も専門性を高めることは大変重要だと考えておりますし、その分野でのプロフェッショナルとしてその人材が活躍していただける場を設けることは大変重要だと思いますけども、そういう人材を育てる反面、その人がいなくなった場合、やはり行政が回らなくなるのではないかなというふうに考えていますし、そういった中でやはり広く対応できる人材も必要と考えますが、そこら辺の私の質問に対してどういうふうにお考えなのかお聞きしたいのと、あとやはり先ほどの質疑でもありましたけども、長期にわたるとどうしても慣れが生じる場面があると思いますし、いろんな中での癒着ですか、そんな言い方もあれなんですけども、そういうことも生じる考えがあると思いますし、いい面だけではなくて、やはりそういった影響も考えると、やはり私はある程度の人事の異動が必要ではないかなと考えるんですけども、そこら辺についての考えも併せてお聞きしたいと思います。  そして、特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、私は一番聞きたかったのは、なぜ15%という数字に決めたのかというところで、今後人口減少の対策を進めていく中で、本当にやろうと思えば幾ら財源があっても足りないと思いますし、この15%のカットは、市長の決意の表れだということで、これは市長の選挙公約に示されていたものなのか、ちょっと私もいろいろ探したんですけども、見当たらないので、選挙公約であったのかも確認させてください。  そして、改めて市長がそういうふうに給与を減らすことによって、他の特別職への影響を何か及ぼすのではないかなと私も危惧していまして、そこら辺の他の特別職に対する影響は及ぼさないのか、少しお聞かせいただきたいと思います。  そして、3番ですけども、私各部門の部長との副市長との関係についてお聞きしましたけども、副市長は副市長、各部門の部長は廃止にしないということで、部長は部長ということで、政治と行政に分けてという御答弁でしたけども、私はちょっと今回の議案とは関係ないかもしれませんけども、職員の定員適正化計画にのっとってこれまで職員の組織体制を構築して、行政サービスを運営してきたと思っています。計画のトップに、最小の経費で最大の効果を発揮するということがうたわれていまして、今後合併からもう大分たちまして、普通交付税の合併特例措置が段階的に縮小されてきまして、今後自主財源の確保が厳しくなる中で、行財政運営の環境が大きく変わる中で、財政面がやはり私も心配していまして、その面からもやっぱり人材を増やすということは、私は正直疑問に感じて、本当に正直現在の体制で各部の部長を中心に重点施策を行うことがよいのではないかというふうに考えている一人です。だから、そこら辺で最小の経費で最大の効果を上げることが目的でやってきたのに、市長は答弁の中で、副市長は副市長、市長は市長、そして職員の全体的でまた給与を減らすような、そういうふうなお考えの答弁にちょっと私は聞けたんですけども、そこら辺についてもしお考えがあったらお聞かせください。  最後、110号から124号までの条例一部改正及び廃止についてですけども、私もいろいろ利用団体に確認したり、地域協議会で答申があったりして決定したのは理解しておりますし、公の施設再配置に向けて市が取り組んできたことも理解しています。そんな中で、実は皆さん御存じだったでしょうか、例えば現在廃止になっている大島区のあさひ荘なんですけども、屋根とかがもう崩壊して危険な状態が現れています。それでもまだ建物は維持されております。そんな中で、やはり景観的にもああいう施設をそのまま残していていいのか、民間活用も探ってきましたけども、なかなか進まない。そして、今度浦川原区では、2件の施設が廃止になりますけども、私も利用させてもらっておりましたけど、浦川原の運動広場が廃止になります。そういった中で、しっかり人が立ち入らないように安全の確保はしていくという答弁でしたけども、これから草が生えて茂ると、衛生上の問題やそういうことも現れてくると思いますし、子供たちがあれだけ広い広場に立ち入って、遊んでけがをするということも考えると、やはり衛生面、安全面からすると、早急に何らかの対応、そして借地である場合は速やかに返還することで経費削減にもつながると私は考えるんですけども、そこら辺も含めて、今の市の条例廃止後の施設の管理について再度お聞かせいただきたいと思います。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 お答えいたします。  まず、人事改革プロジェクトについての御質問にお答えします。3年で異動しないかという話がございましたけども、私の考え方とすると、その人が求める専門性の中で人事異動していくということでございますので、全く関係のないところに異動することはございませんし、できるだけ一旦その職に就いたら3年以上就いてもらいたいと思いますけども、何年就くということについては、人事改革プロジェクトの中で議論されることでありますし、事情によっては3年で異動することもあるかなと思います。それは、私は様々な事情がございますので、その点についてはできるだけ3年で異動しないということで、できるだけ長くしていこうということで、そういう方向で進めていくということで御理解いただければと思います。  あと長期になると、なかなかそのまま膠着状態になるとか、いろんな問題が起こってくる、あるいはその業者との関係もあるという、そういう関係もございますけども、私としては仮にその専門性を持った人たちが何か問題を起こすのであれば、課長や部長がきちっと指導していくと、それは総合的な判断の中で指導していかなければいけないと思いますし、要するにリーダーの育成もきちっとしていかなければ、このマネジメントはできないと考えておりますし、市の職員の能力という意味で言えば、仮にこれから人材育成を進めていくとなると、民間に行っても役に立てるような職員を私は育てていかなければいけないと思っておりますので、その後の民間に行った後のいろいろな問題もあるかもしれませんけども、優秀な職員を育てることで、市内の活性化が図られていくということは、私はこれも行政としての社会貢献になっていくんじゃないかなと、そのように考えております。  それと、15%の人件費のカットの意味でございますけども、15%にしたというのは、私はやはりこれぐらいの幅は取っていかなければいけないということで、そんなに大した意味はございませんけども、私の公約に向けての決意を示したものだというふうに思っていただければ結構かと思います。公約はしておりません。これは私が市長になってから考えたことでございます。そして、特別職への影響ということでございますけども、これは副市長については、例えばここで4人制が御承認いただければ、3月の時点で一定の判断をしてもらえばいいかと思っておりますし、それ以外の特別職について減額を求めるものではございません。  そして、副市長の関係でございますけども、副市長というのは、あくまで政治家でございます。ですから、これからあらゆる場面で政治的な判断をして、決断をして、実行していかなければいけない場面というのはたくさん出てきますから、私は副市長から陣頭指揮を執ってもらって、そこで自ら決断をしていただく、そういう体制をつくろうと思っておりますので、政治判断を的確に素早くやっていくためには、やはり4人が私は必要だと思っております。  また、今後の廃止の施設についてですけども、もちろんほかの形で、もともとの今までの目的とは違う形で利用していただくということは、探さなければいけない問題ではありますけども、これから廃止をしていくには、やはり補助金がございませんので、一般財源で実行していかなければいけません。そういう意味では、廃止に伴う予算も確保していかなければいけませんので、これはまた議会の皆さんとも相談させていただきながら、廃止事業を進めていかなければいけないと考えております。 ○飯塚義隆議長 29番、上野公悦議員。               〔上 野 公 悦 議 員 登 壇〕 ◆29番(上野公悦議員) 日本共産党議員団の上野でございます。通告に基づいて総括質疑を行います。全ての会派、私含めて6会派が今回質疑を行う。さらに、この後宮越議員も行う予定であります。もう少しの辛抱でありますので、よろしくお願いしたいと思います。  初めて中川市長とこのような形で質疑を交わすわけでありますので、新しく市長になられた中川新市長に一言、私の言葉を発したいと思います。コロナ禍という大変厳しい中、市長になられたわけでありますが、市長におかれましては、持ち前の若さ、バイタリティーと正義感をしっかりと発揮して、市民の皆さんとそして議会と、力を合わせて新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と安心、安全の日常、そして市内経済回復と活気ある日常を取り戻すために、全力を挙げてくださることを心から期待をするものであります。せっかくですから、この機会を借りて少し脱線をしたいと思います。  中川市長、覚えておりますでしょうか。市長が初めて市会議員となられてまだ間もない頃、市長はあのミニバイクで頸城の私の家まで来られて、そして夜遅くまで杯を交わして、政治のこと、市政のこと、熱っぽくお互いに語り合いました。泊まられて、朝、私の妻の拙い御飯、それから温かいみそ汁をすすってそして帰られたわけであります。あのときに私は、中川新市長とそういう形で議論したわけでありますが、本当にこんな形で市長と議員という形で、相対して質疑を行うということはゆめゆめ思っておりませんでした。私は、繰り返しますが、あのときの中川市長の純真な正義感、そして熱意にも心を打たれました。今は上越市の市長となられたわけであります。あのときの正義感、清新さを忘れずに、市民の思いに寄り添うことの大切さを忘れずに、ぶれずにしっかりと市民の安心、安全、暮らしと福祉を第一義に、新しい市政のために頑張ってほしい。全面的なエールというわけにいきませんが、私どもも是々非々でこれから中川市長を支えていきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  さて、それでは通告に基づいて総括質疑を行います。質疑は、大きく5項目であります。今後市長が市政を担っていく上での重要な立ち位置に関わる問題を中心に質疑を行います。  まず第1に、提案説明に示されました市長の所信についてであります。初めての議会で、市民は市長がどんな言葉で所信を発するか、全ての市民の皆さんが注目をしています。今新しい市長に求めるもの、それは市長自身が選挙の際、思いを込めて自分たちの暮らしや安心、安全、これに関わる姿勢を変えてほしい、一体どんな方向へこの上越市を変えていってくれるのか、こういった期待を市民は持ったことと思います。今まで村山市長が進めてこられた政治がどんなふうに変わるんだろう。中川新市長の新しい変化、立ち位置に期待をしています。そういう意味で、私は市長の所信表明を今日聞いたわけでありますけれども、その中で、即断即決、現場主義と実行力、2つ目には、横の連携を重視して、風通しのよい組織の構築、そして3つ目には、専門性を有する人材の育成、さらには市民参画の重要性、これを語られました。先ほども言いましたように、本来ならばこの市長の所信というのは、私は初めてでありますから、もう少し具体的に丁寧にやられてもよかったのではないか、市長の立ち位置、そして何をどのように変えるのか、このことをもっと示してほしかったなというふうに思います。ただ、市長は3月議会で、その思いを具現化するというふうに言っておりますから、これ以上ここで言ってもなかなかそれはかなわないというふうに思いますけども、ただ先ほど言いましたように、市民が今知りたがっている、何をどのように変えるのか、こういうことについてもう少し詳しく市長からお話をいただきたいというふうに思っています。市長が実現しようとしている公約では、これまでの当市の政策のうち、改革すべき政策、そして継続すべき政策、これをどのように変えていくのか、くどいようですが、市長の立ち位置も含めてお示しをいただきたいというふうに思います。  2つ目、その上で改革すべきと考えている政策については、どのようなことを重点にしていかれるのか、お考えをお示しいただきたいというふうに思います。  大きな2つ目の問題です。議案第93号令和3年度上越市一般会計補正予算(第4号)についての質問であります。財政調整基金については、その活用も含めて、市民の暮らしに関わる大きな問題として、私も何度か議論してまいりました。したがって、市長はこの財政調整基金について、この基本的なお考え、これをこの議案第93号と併せて御説明をいただきたいというふうに思います。  大きな3つ目、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算(第5号)について、その1つ目、4款1項1目保健衛生総務費中、保健福祉総合データバンク事業において、健康管理システムの改修費が300万ほど計上されています。この問題であります。市民の最大の個人情報であります健康診断結果を自治体間中間サーバーに登録することで、情報漏えいの危険性やあるいは個人情報の流出の危険性はないのか。また、個人情報保護のために、どのような施策を考えていらっしゃるのか、明らかにしてほしいということであります。  そして、この102号の2つ目の問題、8款2項6目除雪費ですが、除雪事業者に代わって除雪作業を実施した町内会等への報償金を支払う制度、緊急除雪作業報償制度、この創設について3点ほどお聞きいたします。御案内のように、昨年あるいは今冬の1月、2月のあの大豪雪については、非常に大きな混乱を来しました。特に私は、大潟で商売をしておりますし、頸城のほうに住んでおりまして、大潟の場合中央に大きな国道8号線が走ります。それから、海岸線沿いに旧国道、県道が走っているわけでありますが、こうした中では、本当にこの国道に出る、あるいは県道に出るという点では大変な苦労をされて、1週間雪の中に閉じ込められたということがあるわけであります。そういうことも聞いておりまして、そういう中ではこの町内会の皆さん方、自力でやはりこの除雪をして、自らの安全、安心を確保しなきゃならないということだったわけでありますが、したがって、今回のこの緊急除雪作業報償制度については、大きな要望でもありましたし、期待をし、またこれを創設することによって大変喜んでいらっしゃるということだと思います。そこで具体的に3つの問題ですが、委託料や費用弁償等とはしないで、報償金としたのはなぜなのかということで、簡単な質問であります。  2つ目には、対象を町内会等としているのはどうしてか。対象には地元の事業所など、緊急に除雪をせざるを得ない、こういう場合を想定しているのかも明らかにしていただきたいというふうに思います。  3つ目、またこうした除雪中に万が一にもそういう町内会の皆さんやあるいは町内会等に当たる部分の人たちが事故を起こさないとも限りませんが、こうした場合には、どのように具体的に対応していくのか、これもお示しをいただきたいというふうに思います。  大きな4番目、議案第111号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてであります。市長の給料月額の15%減額を人口減少の緩和に向けた取組に一定の成果が得られるまでというふうにしておりますが、これはなぜなのか。今までいろいろと5つの会派の皆さんからも同じ質問が出ておりましたので、一定理解はいたしました。しかし、この人口減少の問題、これに特化するということにどうしても私は理解ができない。確かに人口減少問題は、重大な当市の課題であります。長年取り組んできて、一向に前が見えない、こういう問題でありますが、大きな市政の重大課題というのは、まだまだたくさんの問題が控えているわけであります。ですから、こういう市長の様々な重大課題に取り組む姿勢の一端、決意の一端としてなら分かりますが、この人口減少に特化したというのがいま一つよく理解できませんので、ここを詳しくおっしゃっていただきたいというふうに思います。  最後に、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正についてお聞きをいたします。先ほど石田議員の質問に対して、市長はこのようにおっしゃいました。副市長は政治的なもの、そして部長は市政の役割を担っているもの、このように言いました。しかし、どうなんでしょう。今まで市長が言ってこられたこの副市長を制度としてつくる、この説明から少しずれてきたんじゃないかなというふうに実は先ほど感じたわけであります。といいますのは、やはり副市長というのは確かに市長の分身であります。そういう意味では、時には政治的な決断、判断を市長に代わってやらなきゃならないということが生じるかもしれません。しかし、市長は提案理由の説明の中で、総務、財務ほか副市長の担任分野以外の事務に関すること、そして2つ目には、地域自治区の推進、防災、災害対策に関すること、3つ目に、健康づくり、福祉に関すること、今回この健康づくり、福祉に関することを先行させるわけでありますが、4つ目には、歴史、文化を生かした通年観光、産業振興に関すること、このようにも言っています。そして、さらに今までの総括質疑の答弁の中では、現場主義に徹して重要課題を的確に推進する上でこの副市長、この制度とそれから諮問委員会の制度、これは2つの体制でこの課題に俊敏に向かっていくということでありますから、それはそれで理解できます。そうしますと、さっき言った副市長の政治的な立場、あるいは部長は市政的な立場、これが矛盾してくるんじゃないかと思いますので、もう少し副市長を分かりやすくお示しいただきたいというふうに思います。  私が疑問に思ったのは、副市長の担任事務を市長としての市政運営の方向性の柱、これが明確になっていない段階で先行して示したということです。これはどうしてなのかなと。ですからいろんな方からこれは先が見えないとか、よく分からないということが出てくるんではないか。人事プロジェクトを進める前に、4人の副市長制を定める、これはどうしても整合性の問題からいっても、どうなのかなという疑問が生じます。この点で、もう少し分かりやすく御説明いただきたい。市長が言うように、重大課題を即決即断で、しかも現場主義で的確に進めていくと、こういうことであれば私はよく理解できるというふうに思います。そこを踏まえ、もう一度納得いく説明を求めたいと思います。  また、この点で国から自治体に今技術的助言として示されているCIO、情報化統括責任者、これは副市長であることが望ましいというふうに国は言っておりますけども、そのことも考慮に入れての副市長制なのかということで、併せて御説明願いたいと思います。  以上です。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 上野議員の御質問にお答えいたします。  最初に、私の所信に関し、改革すべき施策と継続すべき施策についての御質問と改革における重点事項についての御質問は、関連がありますので、併せてお答えいたします。  私は、上越市に移り住み、この地ならではの歴史や文化、豊かな自然といった魅力を肌で感じる中で、それらを市民の皆様と共感し、市内外に広めていきたい。また、ふるさとを離れても、いずれ帰ってきたくなるすてきなまちをつくりたいとの強い思いを抱き、その実現に向け、全身全霊で取り組むことを決意し、このたびの選挙に挑みました。その思いを「ふるさとを愛そう~上越市を変えよう~」というスローガンに込めた私の公約では、人口減少をはじめ、山積する課題に対し、市民の皆様の目線に立ち、現場主義で高い実効性を持って解決に当たること、またこの地の魅力を市民はもとより、全国、さらには世界に向けて発信することを市政運営のテーマに据えた上で、必ず実行しなければいけないと考える政策を取りまとめたところであります。このうち、私が改革すべきと考える政策として、特に重要なものを5つ申し上げますと、その1つ目が地域分権であります。それぞれの地域が自主性と自立性を持って、地域の実情に合った取組を展開できるような体制の整備や地域独自の予算の在り方などを検討してまいります。2つ目は、公共交通であります。特に中山間地域にお住まいの方々の通学、通院において、負担や不自由の少ない新たな移動手段を検討してまいります。3つ目は、激甚化する自然災害と原子力等を含む複合災害への備えとして、高齢者や障害者への小まめな支援体制や万が一を想定した現場の応用力を行政とともに、町内会など地域において確実に育ててまいります。4つ目は、通年観光の実現であります。当市の魅力の発信に向けて、雪国文化を象徴する雁木町家や寺町、直江津の鉄道や海、春日山城といった歴史、文化資源を核として、全国、世界から観光客を引き寄せるような観光政策を進めてまいります。5つ目は、市民の健康増進であります。全国でも誇れる健康なまちを目指し、高齢者の寝たきりの防止をはじめ、子供や働く方々を含めた予防医療、予防介護を推進してまいります。そして、これらの政策を含めた改革を担う体制として、市役所の人事改革に着手し、職員の専門性や現場での実行力を高める組織の構築と人材育成に取り組んでまいります。  一方で、従来の取組の継続の上に、その強化と発展を図っていく政策として、子育て支援に力を入れてまいりたいと考えており、病気になった子供への対応や奨学金の充実、女性の社会参画の支援など、子育て全国一を目指して取り組みます。あわせて、他の分野を含め、様々な政策を着実に進めていくため、財政健全化の取組も必要と考えております。以上、私のまちづくりの理念や主な政策について申し上げましたが、今後の具体的な事業の検討に当たりましては、変化の早い時代の流れに対応したスピード感に留意しつつ、改革を確実なものとするために、一つ一つ丁寧に積み上げながら取り組んでまいりたいと考えております。  次に、議案第93号令和3年度上越市一般会計補正予算に関し、財政調整基金についてのお尋ねにお答えいたします。財政調整基金は、年度間の収支の不均衡を調整するとともに、不測の事態に対応するためのものと承知をいたしております。こうした基本認識の下、令和3年度も春先の融雪等に伴い発生した災害復旧事業のほか、長期化するコロナ禍への対応の財源として、財政調整基金を活用してきており、本定例会におきましても、財政調整基金約15億円を取り崩し、追加の新型コロナウイルス感染症対策を講ずるための補正予算を提案しているところであります。このように必要なときに必要な対応を取るための財政調整基金を活用することに、ちゅうちょするものはございませんが、一方で、後年度における収支の不均衡や不測の事態の備えも必要であります。とりわけ、近年は気候変動に伴い災害が激甚化しており、広大な地域に地滑り防止区域を含む中山間地域と関川及び保倉川を擁する地理的特性から、当市では大規模な災害が起こり得る要因が少なくなく、実際にこれまで甚大な水害や大規模な地滑り災害が発生し、また毎年のように大雨や大雪などによる被害に見舞われていることは記憶に新しいところであります。こうした過去の災害対応を教訓に、一定程度の財政調整基金を保持しておくことも肝要と考えており、残高の推移には十分留意していく必要があると考えております。  次に、議案第102号令和3年度上越市一般会計補正予算に関し、保健福祉総合データバンク事業についてのお尋ねにお答えいたします。このたびの健康管理システムの改修につきましては、健康診査実施機関から提出される健診結果等の情報を市の健康管理システムから自治体中間サーバーに登録することにより、受診者本人がマイナポータルによる結果の閲覧や転入転出に伴う自治体間の情報連携を可能とするものであります。個人情報保護のための措置といたしましては、中間サーバーと各自治体は、行政専用のネットワークで接続するとともに、通信の暗号化やアクセス制御など、強固なセキュリティー対策が講じられ、不正な情報操作を防止しております。また、これらの個人情報は、各自治体において別々に管理されており、中間サーバー内においても、領域を区分して管理されていることから、個人情報の漏えい防止が図られる仕組みとなっております。  さらに、市が中間サーバーに健診結果等の登録を行う際には、操作者の識別、記録、記録媒体の不正使用監視などのセキュリティー対策に加えて、情報セキュリティー研修など、運用面での対策も講じております。  一方、市民の皆様がマイナポータルで健診結果を閲覧する際には、マイナンバーカードのICチップによる認証に加え、暗証番号の入力を必須とし、他人によるなりすましなどの不正使用を防止する仕組みとなっております。これら個人情報の登録から閲覧に至る一連の過程において、技術面、運用面にわたり、セキュリティー対策が講じられており、これを遵守し、個人情報の漏えい防止と個人のプライバシー等の権利利益の保護に意を用いてまいります。  次に、緊急除雪作業報償制度についての3つの御質問は関連がございますので、併せてお答えいたします。さきの杉田議員の御質問にお答えいたしましたとおり、本制度は昨冬の大雪災害の経験を踏まえ、除雪委託事業者による市道除雪が不可能となった場合に、緊急的に除雪に協力いただいた町内会等の皆さんに報いるための制度を創設し、事業の対象は町内会、自主防災組織等とし、地元の事業所等が緊急に除雪をせざるを得ない場合を想定しているものではございません。また、本制度は町内会等で事前登録していただくこととしており、登録に際して保険加入の条件を設けておりませんが、除雪作業中に万が一事故が発生することも想定し、地域活動中に起こった事故を補償する自治会活動保険への加入などの対応が可能な町内から登録を行っていただきたいと考えております。こうした制度の創設のほか、今冬の除雪計画についても、異常降雪への備えを拡充し、見直しを行ったところであり、市といたしましては、異常降雪時には不要不急の外出を控えていただくなど、市民の皆様からも御協力をいただくとともに、引き続き除雪事業者や関係機関とも連携しながら除排雪の実施に努め、冬期道路交通の確保を図ってまいります。  次に、議案第111号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、お尋ねにお答えいたします。これまでの御質問にお答えいたしましたとおり、私の給与月額の15%を減額する条例改正につきましては、当市の人口減少問題が市民生活や地域経済、行政運営など様々な場面において、大きなマイナスの影響を及ぼす最重要課題であるとの認識の下、私が正面から向き合い取り組んでいく、その決意と姿勢を市民の皆様にお示ししたいと考え、本定例会に提案させていただいたところであります。また、減額する期間につきましては、人口減少の緩和に向けた取組に一定の成果が得られるまでとしたところであり、相応の時間が必要になるものと認識いたしておりますが、今後具体的な成果に結びつけていくため、私自身が先頭に立って各種の政策、施策を着実に前に進めてまいります。  次に、議案第112号上越市副市長定数条例の一部改正についてのお尋ねにお答えいたします。私の政治理念、政策の全体像や重点化する取組、その背景、理由等については、この間政策骨子として取りまとめるとともに、市民の皆様にお約束した公約として掲げ、選挙活動等を通じて広く訴えてきたところであり、本定例会の冒頭におきましても、市政運営に臨む私の所信の一端を御説明申し上げたところであります。このたびの副市長を4人体制とする条例改正は、こうした公約に基づく政策、施策を着実に実行していくため、市政全般を統括する副市長と3つの重要な政策テーマをそれぞれ担当する副市長を置くこととし、主な担当事務についても具体にお示しした上で、本定例会に提案させていただいたところであります。  なお、お尋ねのCIO、最高情報責任者の設置につきましては、総務常任委員会の所管事務調査を経て、本年10月に策定し、公表いたしました上越市ICTによる情報化推進基本方針において、情報セクション担当の副市長とすることを定め、既に野口副市長をその任に充て、設置しているところであり、副市長を4人とした後につきましても、総務、財務等を担当する野口副市長が引き続き担当し、基本方針に掲げる個別の実施計画を着実に実施していくこととしております。 ○飯塚義隆議長 29番、上野公悦議員。〔上 野 公 悦 議 員 登 壇〕 ◆29番(上野公悦議員) それでは、簡潔に再質疑を行います。  まず、1番目の問題、市長の所信表明を含む姿勢の問題でありますが、市長は改革すべき問題として4点、地域分権、それから公共交通あるいは3つ目には災害対策、これは原子力を含むということでありますし、それから4つ目、通年観光、5つ目は市民の健康増進ということであります。大体大まかでは分かりました。ただ、先ほども言いましたように、やはり私どもは市民も含めて、市長の立ち位置あるいは具体的な政策、自分の暮らしがどのように変わるのか、安心、安全がどのように担保されるのかということを求めておりましたので、その点ではちょっと分かりにくかったなというふうに思います。ただ、市長は個々を具体的に示すのは3月の新年度予算、このときと言っておりますので、そこに期待をしたいというふうに思っています。ぜひこの点でも先ほど市長の姿勢が示されましたが、しっかりと市民の暮らし、福祉、安心、安全を守るそういう立場で頑張っていただきたいなというふうに思っています。  2つ目の問題、財政調整基金の問題ですが、これも市長はその活用の仕方、あるいは基本的な考え方について述べられました。私は、今回の一般質問でもこの問題、別な角度から取り上げますので、市長の考え方が一定分かりましたので、これはここで押さえておきたいというふうに思います。ただ、一定程度の残高が必要だということも分かります。そういう意味では、この一定程度の残高って一体どのぐらいが適当なのか、適切なのかということも含めて、今後市長と議論していきたいというふうに思っています。これは御答弁要りません。  3つ目の問題の2番目の問題でありますが、先ほど大潟区の事例を紹介いたしました。大変いい制度ということで喜んでおりますが、ただ、今の市長の御答弁では、町内会等の中身が業者だとかあるいは自主防災組織を念頭に置いたものではないということで、あくまで町内会ということでありますが、仮にその町内会が例えばその地元にいる業者を頼んで、県道と枝道、市道、例えば境目を除雪したとかいう場合には、これはどのように扱っていかれるのか。その場合の地元業者と除雪の関係というのは、どのように理解したらいいのか。それから、事故の問題もちょっと質問でしたんですが、出ておりませんでしたので、もう一度事故があった場合にどうするのかということも含めてお示しいただきたいなと。ただ、市長の御答弁から、これはあくまでもこの緊急除雪作業報償制度というのは、町内会と市との協力制度という柱が貫かれましたので、理屈はそれでよいのかなと。だけども再考の余地はないのかなということで、私は疑問に思いましたので、もう少し詳しくその辺のところを御説明いただきたいというふうに思います。  それから、4番目の人口減少に絡んだ市長の給与削減の問題でありますが、前村山市長もこの行財政改革への決意を示すということで、10%の給与削減をずっと行ってきました。これは、それぞれ今回の市長もある意味ではその本気度を示すということだというふうに理解いたしました。しかし、これは並大抵のことではありません。ですから、その辺の施策についても、しっかりと私ども議会とその政策あるいは施策を協議していっていただきたいと思いますが、その決意をもう一度お示しいただきたいと思います。  それから5番目、最後になりますが、ここで4人の副市長制度ということでありますが、先ほども言いましたように、プロジェクトチームの考え方、あるいは職員の考え方を聞かないうちに、市長の思い、独断で進めるというようにも市民のほうで受け止めかねないというふうに思います。この辺についても、市長のほうからしっかりとそうではないんだということを説明していただきたいというふうに思います。やはり市民と職員に支えられた重要な改革ということを考えますと、私も一抹の心配が出てくるわけであります。そういうことで、繰り返すようですが、各部長ともしっかりと連携しながら、今後の市政運営の在り方をしっかりと前に進めていただきたいと思いますが、その辺のところも併せて補足の説明、御回答をお願いしたいというふうに思います。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。                  〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 市長給与の減額と副市長4人の件についてお答えしたいと思います。  市長給与15%減額で、人口減少をできるだけ抑制して、市政を進めていくということは、私の確固たる思いでございます。ですからこれはそういう意味で、議員の皆さん、市民の皆様に御理解いただきながら、一致団結して進んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  あと副市長の4人体制については、あくまで現場主義、そして実行していくということを理念に掲げておりますので、当然市の職員と現場できちっと議論した上で政策を進めていく、あるいは市民との意見交換を進めていくということは、これは大前提でございますので、そういう意味では現場主義、実行力をとにかくスローガンにしながら、これからも進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○飯塚義隆議長 吉田仁史都市整備部長。               〔都 市 整 備 部 長 登 壇〕 ◎吉田仁史都市整備部長 それでは、私のほうからは緊急除雪作業報償制度につきましての再質問にお答えさせていただきます。  まず1点目、各町内会の皆様が地元にあるそういった除雪をできる能力を持っている事業者の方がいらっしゃった場合、そうした事業者の方にお願いしたときは、この制度の対象にならないのかという御質問でございます。その点につきましては、昨年度昨冬の大雪の際にも、町内会の皆様、御自分でやったところもあれば、近所にそうした機械を持っていたところにお願いしたところもございます。それで、11月に各町内会のほうにまたこうした制度の説明に入っておるんですが、その際にも各町内会の皆様が実際に近所にそうした機材があってお願いしたところについても、この制度の対象とさせていただくというお答えはさせていただいております。要は、その事業者の方に登録していただいてやっていただくわけでなく、あくまで町内会のほうとなるんですが、実際その除雪の手段として、そういう方法を取ったということであっても、この制度の対象にさせていただくということでございます。  あと2点目、やっぱり御心配されるのが事故ということでございます。それで、市長の御答弁でもございましたが、昨冬の大雪、こちらの検証を踏まえまして、私どものほうも除雪事業者の皆様、そちらのほうとしっかり意見交換しながら除雪計画、そちらのほうも異常降雪に備えまして、除雪事業者の皆様がより柔軟、機動的に出動できるように、また排雪体制のほうも拡充を図りながら見直しを行ってきたところでございます。また答弁どおり、そうした市道の除雪路線につきましては、市のほうが責任を持って除雪をするというのが大原則の中で、今回昨冬の状況でもございましたが、想定外を想定するという中で、こうした制度についても制定させていただいたところでございます。そうした中で、今回登録制にしてございますが、まずそうした事故の際、保険等の対応ということがございますが、そうした体制のある町内会等の皆様からまず登録いただきたいと考えておりまして、この制度についてが当議会のほうで御承認いただけた後、各町内会のほうに今度その登録についての案内をさせていただく予定としておりますが、その際にもそうした事故の際の対応、そうしたものがしっかり取れている、そうした条件ではございませんが、そうした対応が取れている町内会の皆さんから御登録いただきたい旨を明記して発出させていただきたいと考えてございます。 ○飯塚義隆議長 29番、上野公悦議員。               〔上 野 公 悦 議 員 登 壇〕 ◆29番(上野公悦議員) 1つだけまだ御答弁いただいていないんですが、事故対応の問題です。今あくまでも町内会との関係で、これが協力制度ということでありますし、町内会から例えばその地域でお住まいになられている業者に頼むところがあるということなんですが、万が一これが事故を起こした場合、触れられなかったんですが、前に何かあくまでもこれは事故は自己責任というようなお話聞いたんですが、そんな考え方でよろしいんでしょうか。考え直すべきところはないんでしょうか。1つだけお答えください。 ○飯塚義隆議長 吉田仁史都市整備部長。               〔都 市 整 備 部 長 登 壇〕 ◎吉田仁史都市整備部長 それではお答えさせていただきます。  事故が起きたときの対応ということでございます。通常、除雪事業者の皆様のほうで物損等の事故を起こした場合は、除雪事業者の皆さんが掛けている保険の中で対応するということになっておりまして、委託契約の中でもそういう対応になっております。今回は、非常に非常時の緊急対応ということで、制度のほうを創設しております中で、そうした事故の際の対応について、先ほども答弁させていただきましたが、町内会等でそうした保険等で対応できる、そうした団体等に御登録をいただきたいというふうに考えております。また、今後こうした制度を進める中で、また各町内会の皆様とも、また意見交換、情報交換する中で、非常にそうした場合は使い勝手が悪いとか、そういう可能性もございますので、そちらのほうはまた今回初めての制度でございますので、引き続き見直し等を行うべきところは行ってまいりたいと考えてございます。 ○飯塚義隆議長 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  10番、宮越馨議員。〔宮 越 馨 議 員 登 壇〕 ◆10番(宮越馨議員) 無会派の宮越馨でございます。総括質問をさせていただく前に、市長におかれましては、御就任、私からも改めてお祝いを申し上げます。私からもと言ったんですけど、前の方々はお気持ちがあったんではないかというふうに受け止めながら、複数形でこのように申し上げました。僣越ながら、まず元市長経験者といたしまして、新しい市長に少し贈る言葉を申し上げたいと思います。  私は、市長就任時から座右の心構えとして、2つの言葉を身につけておりました。1つは、秋霜烈日のごとし、これは態度や意思が激しく厳しいこと。堅固であること。そして、権威などが厳正で厳かなことという意味であります。それからもう一点は、俯仰天地に恥じず、これは自分の心や行動に少しも恥じることがない、公明正大で心にやましいところがないという意味であります。この2つの言葉をずっと胸に秘めて厳しい8年間を執行責任者として過ごしてまいりました。そして、今日の人口減少社会のかじ取りは、大変厳しいものがあろうと思います。従来の右肩上がりの昭和時代の発想から、言わば踊り場的な年代であった平成時代、それを乗り越え、令和時代では新たな時代風景を創出するという発想力の下で、真のイノベーション市政を構築されることを期待するわけであります。すなわち小手先の改革市政ではなく、大きく変化する現代社会の動きに対応できる守りから攻めの市政へと改革することが肝要であることを期待します。こうした期待を中川幹太氏ならば可能と判断して、私は市長選の出馬を断念して、政策協定を交わした上で、中川新市長誕生に向け、全力で支援させていただいたわけであります。  そこで、総括質疑に入りますが、市長の所信についてでございます。特に今回は、補正予算の組み方の在り方について質問させていただきます。本議会に提案された提案理由の要旨の中で、新型コロナウイルス感染症の地域経済への影響の長期化を踏まえてとして、様々な対策の提案が措置されていますが、とても公約どおりの大規模な補正予算とは言い難く、主に従来から講じられてきたコロナ対策の延長にすぎなく、必ずしも十分とは言えません。しかしながら、市長就任間もないことを踏まえれば、やむなきこととして特に異存もなく評価したいと思いますが、1つだけ欠落しているものとしては、農林漁業関係者へのダメージも大きくのしかかっている現状を鑑みるに、特にコロナ禍において、消費低迷の影響を受けて、米価の下落が著しくなっているにもかかわらず、こうした視点での救済する措置が一切されていないということであります。ちなみに、こうした米価の減収補填対策については、県内出雲崎町においては、既に昨年に続き2回目となる米価下落対策として、来年1月にも60キロ1俵当たり900円を交付する段取りと伺っております。また、JAえちご上越においては、減収分1,700円のうち、1俵当たり500円相当を手当てするという考えで対策を講じようと動いているようであります。したがって、当市においても、JAえちご上越並みの1俵当たり500円程度をコロナによる減収補填をすべきと考えます。こうした対策案については、政策協定を結ぶ際に市長にも申し上げておいたとおりであります。したがって、このたびの補正予算には間に合わなかったとすれば、やがて編成される国の補正予算、聞くところによりますと、36兆円規模になっているという報道がありました。に関連しての追加補正のチャンスには、ぜひともこうした追加措置を取っていただくことを願うものであります。  また、今ほどの話もありましたが、人口減少を緩和する政策についてですが、補正予算には、具体的な施策の計上の跡が見られません。さらには、突然降りかかった緊急事態である家計への大きなダメージとなっている燃料高騰による対策も盛られていません。本来であれば、こうした場合には、選挙公約に掲げた政策や通常の予算の作成後において生じた事由に基づいて、緊要となった経費については、その支出に必要な予算を追加する必要があり、補正予算を組むのがセオリーとなっております。そうした措置の在り方を含めて、補正を編成された思いがどのようになっているかということを総括質疑として質問させていただきます。  市長選挙の公約として、まずは新型コロナウイルス感染症への対応、公約では大規模な補正予算を編成し、コロナ関係で弱った市民や事業所を助け、予防対策を進めますと、素早く実施することや人口減少を緩和する政策を掲げてきたということであります。これらの公約の実現の一環として、このたびの補正予算を編成したものと思われますが、この予算の計上に至った基本的な理念と具体的な対策をお聞きいたします。  以上です。 ○飯塚義隆議長 中川幹太市長。〔市  長  登  壇〕 ◎中川幹太市長 宮越議員の御質問にお答えしたいと思います。  就任のお祝いの言葉ありがとうございました。私も身を引き締めながらやっていきたいと思います。よろしくお願いします。  私の所信に関し、新型コロナウイルス感染症への対応についてのお尋ねにお答えいたします。このたびの市長選挙における議員との政策協定においては、私が共感した政策については取り入れるとしたところでありますが、そのことを含めて、公約した新型コロナウイルス対策を速やかに実施するため、私は市長就任後、直ちに関係部局と協議いたしましたところであります。経済対策につきましては、これまで開催された経済状況情報共有会議や事業者への聞き取りした状況を確認した上で、新型コロナウイルス感染症の地域経済への影響の長期化を踏まえた経済対策事業として、第4次となる事業者経営支援金の給付などの各種支援策の継続をはじめ、市内飲食店で使用できるクーポンの作成や宿泊料金を割引する宿泊需要喚起キャンペーン事業を実施し、市内経済の下支えを図ることといたしました。また、予防対策として、感染症の第5波では変異株の感染が拡大し、幼児や児童生徒の感染事案が確認されたことを踏まえ、今後の感染拡大の防止及び衛生環境を改善するため、保育園や幼稚園、小中学校等においてトイレの手洗い場を自動水栓化することといたしました。このほか関係部局との協議の中で、例えば住宅リフォーム促進事業のように、関係事業者の意見を踏まえた検討の結果、新年度予算編成の中で対応することとし、本定例会への提案を見送った事業もございます。こうした補正予算の編成の結果として、本定例会に提案した財政調整基金を活用したコロナ対策関連の補正予算の規模は約15億円となったところでありますが、新型コロナウイルス対策については、国の補正予算の活用や来年度予算での対応を視野に、引き続きしっかりと対応してまいりたいと考えております。  また、人口減少の緩和に向けた政策につきましては、来年度予算の編成の中で検討を進めている状況にあるため、このたびの補正予算の提案には至らなかったものであります。今後は、少子化の進行や転出超過といった複合的な要因に対し、分野横断的に展開している各種の取組に加えて、公約に掲げた若者や子育て世代に向けた取組を進めるとともに、全国的な地方回帰などの潮流を捉えた対策を講じていくこととしており、その中で議員御提案の子供年金のニーズ調査の対応も検討してまいりたいと考えております。  また、農業をやっている人たちへの支援に関しては、今の米価に対する支援ではなく、これからどうやって生き残っていけるかというところに対しての支援をしてまいりたいと考えておりますので、それについては御配慮いただきたいと思います。 ○飯塚義隆議長 10番、宮越馨議員。〔宮 越 馨 議 員 登 壇〕 ◆10番(宮越馨議員) ただいま本予算を含めての中で、私の懸案の子供年金制度へのニーズ調査という形の着手ということも検討いただくということでありました。また、農林漁業者などの特にこのたびの米価の減収補填については、直接答弁なかったんでありますが、私としては農村のいわば農業の米を作っている農村社会に与えるダメージが極めて大きいなというふうに捉えております。したがって、そういう抜本的な政策については、今の答弁のように慎重審議して何かいいアイデアはないかということの取組については、ぜひやってほしいと思いますが、やはり当面のことを考えますと、今例示で申し上げました出雲崎町の決断のこと等々ありますが、やはりコロナのダメージが隅々まで及んでいるなということで、大変危惧をしております。したがって、米価のダメージのどの程度の補給は今は強くは申し上げませんけれど、そうしたことも含めて、次の補正予算のタイミング、必ず来ると思いますから、そのときにもう一度考慮して判断していただくとありがたいと、こう思っております。  また、先ほど来から市長の報酬を15%カットして、それが人口減少の止まるというか、見通しが立つまでという話でありましたが、今ほど答弁ありました子供年金制度、これを実行するならば、私は可能性は十分あると思います。全国に先駆けて、今政府は挙げて新しい場面展開をしようと思っております。新しい資本主義の在り方、あるいはデジタル庁もできました。今度はこども庁ができます。そうした国挙げてこれからの世界に向けての挑戦が始まり、そして私ども地方においても、国づくりの一環として、新しい制度へのチャレンジとして、このような人口減少対策の具体策である子供年金制度、こうしたものを政府にも強く訴えて取り組んでいかなきゃならんと思います。そういうことも含めて、市長の15%カットの決意、そう受け止めていただくとあながちずっと15%をカットしたままではいかなく、途中でそれを解除できるようなことが不可能でないと私は確信しております。そうした意味で、我々としても、市政発展のために頑張る、あるいは支援するというスタンスで臨んでいきたいなと、こう思っております。  先ほどちょっと市長が答弁した中に気にかかったことがあります。副市長は政治家だと、こういう話がありました。これ厳密に言うと政治家じゃないと私は思います。つまり特別職であります。特別職と職員の違いは何かというと、地方公務員法が適用されるかしないか。ですから、副市長は特別な職であって、解職があり得るという、そういう緊張感を持った立場であるということで、これは私が市長のときにつくらせていただいた副市長制でありますから、政治家というのは、選挙を経なければ政治家とは言えませんと私は思っております。そうしたことを老婆心ながら申し上げましたが、そうしたことを踏まえて、新市長においては果敢に守りから攻めの姿勢をこれから取り組んでいただきたいと、このことを願うわけです。  以上です。 ○飯塚義隆議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第93号より第142号は、議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  この際、本日先行議決する議案第93号より第101号まで及び議案第106号より第110号までの委員会審査のため、しばらく休憩いたします。          午後2時58分 休憩                                   午後4時20分 再開 ○飯塚義隆議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど付託いたしました議案第93号より第101号まで及び議案第106号より第110号までについて、各委員会における審査の経過並びに結果についての報告を求めます。  まず、総務常任委員長の報告を求めます。  21番、滝沢一成委員長。〔滝 沢 一 成 議 員 登 壇〕 ◆21番(滝沢一成議員) これより総務常任委員長報告を申し上げます。  先ほどの本会議において、当委員会に付託されました議案5件について審査を行いました。  最初に、総務管理部の審査についてであります。  議案第106号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第107号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第108号教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件及び職務に専念する義務の特例に関する条例の一部改正について、理事者の一括説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第109号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、理事者の説明にさしたる質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第93号令和3年度上越市一般会計補正予算(第4号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しとしました。  次に、財務部の審査についてであります。  議案第93号令和3年度上越市一般会計補正予算(第4号)について、理事者の説明に質疑なく、採決は後回しとしました。  最後に、後回しとした議案第93号令和3年度上越市一般会計補正予算(第4号)について、採決した結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で総務常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 総務常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  次に、厚生常任委員長の報告を求めます。  24番、渡邉隆委員長。〔渡 邉 隆 議 員 登 壇〕 ◆24番(渡邉隆議員) これより厚生常任委員長報告を申し上げます。  先ほどの本会議において、当委員会に付託されました議案4件について審査を行いました。  最初に、福祉部に係る議案の審査についてであります。  議案第95号令和3年度上越市診療所特別会計補正予算(第1号)、議案第96号令和3年度上越市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第97号令和3年度上越市病院事業会計補正予算(第1号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、健康子育て部に係る議案の審査についてであります。  議案第94号令和3年度上越市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で厚生常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  次に、農政建設常任委員長の報告を求めます。  15番、本山正人委員長。               〔本 山 正 人 議 員 登 壇〕 ◆15番(本山正人議員) これより農政建設常任委員長報告を申し上げます。  先ほどの本会議において、当委員会に付託されました議案5件について審査を行いました。  最初に、都市整備部に係る議案の審査についてであります。  議案第98号令和3年度上越市下水道事業会計補正予算(第2号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、ガス水道局に係る議案の審査についてであります。  議案第110号上越市ガス水道事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について、議案第99号令和3年度上越市ガス事業会計補正予算(第1号)、議案第100号令和3年度上越市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第101号令和3年度上越市工業用水道事業会計補正予算(第1号)について、理事者の説明に質疑なく、採決の結果、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で農政建設常任委員長報告を終わります。 ○飯塚義隆議長 農政建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 質疑はないものと認めます。  これより討論に入りますが、ただいままでに通告はありません。  よって、討論はないものと認めます。  これより議題を採決いたします。  まず、条例について採決いたします。  議案第106号より第110号までの5件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は簡易採決いたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  議案第106号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案第107号特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第108号教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件及び職務に専念する義務の特例に関する条例の一部改正について、議案第109号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第110号上越市ガス水道事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について、以上5件についてはいずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。                                         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  次に、補正予算を採決いたします。  議案第93号より第101号までの9件を簡易採決したいと思います。  これに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は簡易採決いたします。  また、本案は一括して採決したいと思いますが、御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  それでは、これより採決をいたします。  議案第93号令和3年度上越市一般会計補正予算、議案第94号令和3年度上越市国民健康保険特別会計補正予算、議案第95号令和3年度上越市診療所特別会計補正予算、議案第96号令和3年度上越市介護保険特別会計補正予算、議案第97号令和3年度上越市病院事業会計補正予算、議案第98号令和3年度上越市下水道事業会計補正予算、議案第99号令和3年度上越市ガス事業会計補正予算、議案第100号令和3年度上越市水道事業会計補正予算、議案第101号令和3年度上越市工業用水道事業会計補正予算、以上の9件について、いずれも原案のとおり決することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○飯塚義隆議長 御異議なしと認めます。  よって、本案はいずれも原案のとおり可決されました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。                                      午後4時31分 散会...